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第68話 再会

今回は夜中にできた…


そのまましばらくルルティナとヨメナは、二人で再会を喜びあっていた。


話はその最中。


「そういえば、ヨメナ。アキが死んでから様子見に行った時、すごい落ち込んでたわよね?親友として立ち直ってくれて嬉しいわ。ところで何がきっかけで、立ち直ったのかしら?」


とヨメナに問いかける。


「ティナ様!それはっ!」


「いいのよ別に」


「ヨメナ様がそう言うのなら…」


「…でどうしたの?」


「そ、それは…」


ヨメナは、ためらいながらも、自分にくっついている俺を見る。

そして何故か顔を赤らめる。


ルルティナも、ヨメナが俺に目線を向けていたことに気づいて、ルルティナも俺の方を見る。

なんか少し気まずい。


「この子のおかげかぁ〜」


そしてルルティナは、俺をじっくりと観察するように見まわすと、少し不思議そうな様子を見せる。


「目はオッドアイだけど、顔とかこの歳で胸が成長し始めているところはヨメナに似ているし、全体的にヨメナね。少し雰囲気がアキに似てる気がしなくもない…この子は一体?」


「うん、アキと私の娘よ。だから、それは正解よ」


「えっ本当!?」


「え、ええ。そうなのよ」


ルルティナが、予想以上にヨメナに食いつきよく聞いてくるがため、少しためらいながらもヨメナは返事を返す。


「へぇ、本当なのね…。アキってば、いつの間にヨメナに種を仕込んだのね!で、ところでヨメナ。いつ仕込まれたのかしら?」


ルルティナは、ヨメナに強めに迫る。



ルルティナは、ヨメナに引き続きに強く聞く。


「い、いうから!そのオーラはやめて!」


「うむ、では聞いてやろうではないか」


隣で聞いていた俺は、「お前が聞きたいだけじゃねえかよ!」とツッコミを入れたかったが、今の俺には言えるはずもなく…。


「え、ええと…………ゴニョゴニョ…」


ヨメナは、ルルティナ以外、他の人から聞こえないように喋りだす。


ヨメナの隣というか、くっついている俺には、はっきりと聞こえているが。


本当に、今のをことについて聞くのもそうだし、俺の胸をみてヨメナの娘と判断するのもそうだが、少し無神経な気がしなくもない。


少し慎みというものを持ってほしいものだ。





ヨメナの話を書き終えたルルティナの顔は、少し赤らんでいるように見えた。


「ティナ様、大丈夫ですか?」


「……ふえっ?だ、大丈夫よ」


やっぱり、ルルティナにとって、少し刺激が強かったらしい。


「ま、まあ、ヨメナに最高のプレゼントをあげたんだから、アキってそういうとこすごいわよね。

しかも、本当に妊娠するタイミングがぴったりよね。少し妬けちゃうわ」


「もう、ティナったら!」


「うふふっ、ごめんなさい。と、ヨメナとの話はここまでにしといて。みんな、馬車にある自分の荷物を持ってきてくれるかしら?」


そして俺たちみんなは、一旦荷物を取りに戻った。

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