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第64話 いざ王都へ

すみません、お待たせしました


俺たちは、王都に行く人たちみんなで決めた集合場所までのんびりと向かっていた。


今回俺は、ヨメナと手を繋いでいるだけで、自分で歩いている。


悲しいことに、俺の能力の覚醒はまだ来ていないため、体力や、筋力はあまりない。

まあ、日常生活に支障は起きないから大丈夫だろう。


俺たちが歩く道のサイドには、桜並木が並んで咲いている。

俺が、今世で初めて見た景色とほぼ同じだ。


そして次は広場を抜けていく。

広場でも、たくさんの思い出ができた。

次帰ってきたら広場で、みんなで何か食べに行きたい。


そして俺たちは、目的地への道のりを進んでいく。


「あっ、シアちゃん!」


「シア、来たわね」


アリサとエリナが俺の名前を呼ぶ。

集合場所へと着いたらしい。


今回王都の学園に入学することになったのは、みんなも知っていると思うが、俺、エリナ、アリサだ。


それに同行するのが、フィーナさん、ヨメナ、オシエ、セレスだ。


「私も行くぞ」


そう言ったのは、ライラだ。


「何で?」


「私もアリサの親だからな」


えっ!?

そうだったの!?

全然似てないから分からなかった…


「うむ?なんか言ったか?」


「いえ、何でもないです…」


「そうか?全然似てないとか言って多様な気がしなくもないが」


それ聞こえてますよライラさん!!てか、声に出して言ってないのになんでわかったの!?


「これでみんな揃いましたかね?」


「そうね、じゃあ、馬車にも荷物を積み込ん…あるわね、じゃあ、少し早いけど集合しちゃう?」


「いや、少しずつだけ最終確認した方がいいと…」


「それもそうね。早速しちゃいましょ」


そして俺たち子供三人を置いて大人たちは、みんなで荷物の確認をしにいった。といってもすぐそこだが。


「じゃあ、私たちは時間まで何する?」


「うーん」


「何にもすることないわね…」


確かに暇だ。

何にもすることはない。


そんな時だった。


「シアちゃーん!」


「ミレナ!?」


「そうだぞー?今日街でるって聞いたから、ちょっとあいさつしに来たんだよ」


「そうなんだ…」


その後俺たちは、ミレナに話し相手になってもらったため、暇をもてあますことはなかった。




そして、旅立つ時が近づいてきた。


ミレナのほかにも、キョウカさんが来てくれた。


「じゃあ、私たちはいくわ」


「おう、行ってこい!」


「行ってらっしゃいませ」


みんなそれぞれ、あいさつを交わしている。

みんなそれぞれに、思い出があったのだろう。


俺たちは、そんなみんなにあいさつを済ませ、ストックを出発し、馬車で王都を目指した。




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