表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/153

第44話 エリナとのお泊まり会

お待たせしました!


エリナを迎えにいってから外で食べたりなどして、それから家に戻ってしばらくが経った。


エリナとセレスは、家に帰った頃はお腹が限界を超えてたために倒れていたが、今ではセレスはお仕事戻り、エリナは俺と居間で喋っていた。


「ここがシアの家なのね…広いわ…」


「そうかな?そこらへんの貴族とかよりは小さいとおもうけど?」


「あなたの家が小さかったら、私の家はゴミみたいなものじゃない!?」


「なんかご、ごめん…」


「それはもういいわ…ところでヨメナ様いえ、あなたのママとかってどこにいるの?」


「あー、一応ママはお仕事で自室に引きこもり中?セレスとオシエは食事の準備かなー?」


「へー、そうなの…」


「うん、いつもはそろそろだから、オシエかセレスがご飯に呼びに来るはず…」


そしてちょうどその時、オシエが俺たちのところにやってきた。


「シア様、エリナさん、お食事の準備が整いました」


「うん、いまいくー」


「これがお嬢様というやつね!」


「???」


勝手に頷いて理解しているエリナが、不思議で仕方がなかった俺であった。




シトレアとエリナが食卓まで向かうと、すでにオシエとセレスは食卓近くで立って待っていてくれた。


「お待たせ、ふたりとも」


俺は二人にそう言ってから椅子に座る。


そして俺とエリナが椅子に座ったと同時に、ヨメナも食事をしに降りて来た。


そしてエリナが来ていたことにそこで初めて気づいた。


「あら?エリナちゃんだっけ?」


「は、はいっ!」


エリナは、世界の英雄の仲間を前に少し緊張して畏まっている。まあ、当たり前か。


「シアをよろしくお願いね?友達少ないから」


それはヨメナが俺を過保護過ぎるからだよね!?断じて俺のせいじゃないからね!?


「友達少ないのね…はい、よろしくされました!」


二人ともさらっと俺のことを傷つけないで!俺の豆腐メンタルはズタボロだよっ!?てか、前にもこんなことがあったような!?


「気のせいよ、シア」


「なんでわかるの!?」


そんなかんなでその後落ち着いた俺たちは、エリナを合わせて五人でご飯を食べ始めた。


「それにしても、食事が豪華で美味しいですね」


「まあ、うちらはそこらへんの貴族とか王族たちよりもお金だけは山ほどあるからね」


エリナの呟きにヨメナはなんとなく答えた。


「へーそうなんだ…」


改めて英雄一家はすごいと思ったエリナであった。




夕飯を食べ終えた俺とエリナは、少し食休みをしてからお風呂に入ることにした。


「じゃあ、お風呂入ってくるー」


「はい、いってらっしゃい。エリナちゃん、シアのことよろしくね?まだ一人でお着替えとか身体洗ったりとかしたことないから」


「ママ、それはいっちゃダメなやつ…!」


だが、俺の抵抗はすでに遅かった。


「そうなんですか!意外です…」


あぁ、終わった。


そう思った俺だった。




お風呂場まできた俺とエリナは、まず服を脱ぎ始めた。


当然前世男だった俺は、男のものや似ているものとかは一人で着たり脱いだりできるが、ドレス系といったまさに女しか着ないようなものは、今まで他の人に脱がしてもらったために、脱ぎ方が分からない。


そして今はスカートというかドレスだ。だから俺は、エリナが脱いでいるところをただただ見つめていることだけしか出来なかった。


欲情はしていない。浴場だけに。


だが、エリナの身体のことを知りたい人がいるかもしれないから少しだけ言っておこう。


エリナの身体は、やっぱりまだ四歳と幼いため、全体的に一言で表すと平たい。まあ、この歳で胸とかがでてたらそれはそれで怖い。だから、その身体だちは当然のことだと思う。俺も実際はそうだし。


そして身長は、エリナのほうが俺よりいくらか大きい。だけど、決して大差があるわけではない。ほんの少し。ほんの少しだけだからな!


くそ〜、覚えてろよ。いつか身長を抜かしてギャフンと言わせてやる。


そう一人で決心した俺であった。



そんな風にそうこうと考えているうちに、エリナは全ての衣類を脱ぎ終わってスッポンポンの姿になっていた。


「シア、脱ぎ終わったから一緒に入りましょう…ってあれ?なんで脱いでいないの?脱ぎなさいよ、お風呂はいるんでしょう?」


「うん、そうだけど、そうなんですけど、お風呂入りたいんだけど…ドレス一回も一人で脱いだことなくてですね?あのーエリナさん、出来れば脱がして頂けると有り難いかなーと。」


「はあ…そういえばそうだったわ。ヨメナ様たちができないって言ってたものね。忘れていたわ。いいわよ。ほら、手をバンザイして…」


そしてエリナは、俺の服を脱がしてくれた。


「シア、下着は自分で脱げるの?」


「それぐらいは脱げますっ!」


ちやほやされる俺であった。






感想、評価誤字脱字があればお願いいたします!


ブクマ80超えてました!

ありがとうこざいます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ