第38話 お昼ごはんを食べよう!
最近、投稿サボってますね?
…はい、サボってます!
すんません!
明日からはもっと頑張ります!!
その調子で俺とエリナは、お昼ごはんができるのを喋りながら待っていた。そしてついにその時間が来た。
「シア様、エリナ、お昼ごはんができましたよー!」
おっ、ようやくお昼ごはんができたらしい。やっと念願のお昼にありつけるぜ。
エリナのお母さんは、出来上がった料理の皿を、俺たちの座るテーブルまで持ってきて、次々に料理を並べていく。
いい匂いがする。そう思って何の料理があるのかお皿の中身を覗いてみた。すると、気になる料理があった。
「これは何?」
茶色のスープに、野菜が色とりどり入っていて、極めつきにはお肉も入っている。俺もこれは前世でも食べたことがない。
「これはカレーライスという食べものですよ。どこから伝わって来たのか分かりませんけど、美味しかったので、この店でも採用してメニューとして出してみました」
「ふーん、そうなんだ」
「そんなことよりもシア、食べた方がいいと…」
「うん、そうだね!」
エリナが俺のことをさっきの話の中で、戸惑いなく呼び捨てで言うようになった。これでもっと、ツンデレ?に近づいたというわけだ。ちなみに俺はもとから呼び捨てだけど。
まあとりあえず、食べさせていただきますか。
「あむっ」
俺は迷いなく一口、カレーライスを食べた。
「んんんー!おいしい!」
が、なんとすごくおいしい。
「うん、そうよね。カレーライスっておいしいわよね!」
そして俺もエリナも、パクパクとカレーライスを食べ始める。
うん、やっぱりおいしい。
エリナのお母さんは、俺たちの食べる姿を見て、ニッコリと笑顔を作っている。嬉しそうで何よりだ。
俺たちのいる食堂は、昼間にもかかわらず、たくさんの人で賑わっている。
俺とエリナの話は、カレーライスを食べている間も続いた。俺自体、同い年の女の子と話すことが少なかったから、エリナと話すこと自体新鮮味を感じた。
そして何より、自分が新たに生まれ変わったことを改めて認識した。そして自覚した。
この先の人生前の自分とは違って、立場も違うし、周りの環境も違う。そして何より性別も違う。そして新しいことに出逢うことがたくさんある。
だけど、今回生まれ変わって、変わらないことだってある。
ヨメナを絶対に守るということ。
それだけは、自分の中で変えちゃいけない。だって、そう誓ったから。
そして一番変わったことは、さっきのとは違って別にある。
それは、自己犠牲をしないこと。
自分という存在を失って、新たな自分、シトレアとして生まれ変わってヨメナの悲しみをたくさん知った。また、どのくらい大切にしているのかも。
だから俺は決めた。
自分も。ヨメナも。
必ず守り続けてみせる。って。
そう思いながら俺は、空を見上げた。
その空は、青く透き通っていた。
明日の12時予定ですです。
評価、感想、誤字脱字、あればお願いします!!
東郷 アリス




