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第29話 遺跡の中の神様

こんにちはー



何故だ!?俺の目の前にはさっきまで誰もいなかったはず。それなのに…俺の目の前には何で美少女がいる?


「お前は誰だ?」


俺は恐る恐るその少女に聞いた。すると、少女は答えた。


「私は、精霊の頂点に君臨する精霊神シルヴィアです」


「精霊神!?なんでこんなとこに神様が!?」


こんな普通な遺跡に神様がいるとは思わない。


「言っておきますが、一応ここは神界ですよ」


「神界?」


「そうですよ。まあ、神界に普通の人が来たらしんでしまいますが。あなたには、神魔力という神様だけが持つことのできる魔力を持っているようなので大丈夫なのでしょう。その神魔力は扱いづらいですが、扱えるようになると普通の魔力では出来ない魔法や、通常よりも高い威力を出すことが出来ます」


「そんなにすごいものなのか?」


「はい。あなたが今いる世界ではあなたしか持っている人はいないと思います。しかも、あなたの神魔力は、そこら辺の神様よりも高い潜在能力が秘められています。そして、神魔力というものは、魔力妨害などをされても使用することが出来ます。神魔力、訳して神力、これと貴方の無尽蔵な魔力があれば神界で最強も狙えますよ?今は男ではなくて美幼女なので男は釣れますし。三拍子揃ってますね!」


「ねぇ、最後の要らなくない!?」


「まぁ、私がいろいろとできる限り助力致しますので、少しずつ慣れて強くなっていきましょう」


「ねぇ、酷くない!?俺のいったこと無視かよ!?」


「口調がやはり男の子っぽいですね。前世が男の子だったからでしょうか?」


「また無視か…って、何で俺のことを知っている?」


「あなたと契約した時にあなたの記憶が私に流れて来たからです」


「まじか…みんなには内緒にしといてくれよ」


「理解しています。ですが、自分の娘に生まれ変わったなんて…」


シルヴィアは、笑いそうになるのをこらえる。


「酷くない!?それは俺が生まれ変わって一番悩んでることなんだぞ!」


「それはすみません。今後気をつけるとします。自分の娘に生まれ変わった英雄さん」


「うん、はい、俺は諦めます」


この人は無理です。


「そういえば、私はあなたの名前を知りませんでした」


「いや、俺の記憶を読んだんだから分かるよね」


「いやーそーでしたー」


「絶対覚えてなかったよね!?」


「そういえば、シトレア様?シア様。」


「今のなかったことにした!?」


「うるさいですシア様、少し黙ってください。」


「………」


俺がここで突っ込むと負けな気がする。だから黙ることにした。


「そういえばシア様って誰にもばれずに練習出来る場所をお探しでしたよね?」


「ああ、そうだけど…」


「でしたら、ここを使うのはいかがでしょうか?」


「神界か。まあ、バレないからな。いいのか?」


「はい。それにここで練習した方が下の世界よりも練習効率が何倍にもなります。まあ、すぐに能力が上がりやすいということでしょうか?

というか、普通の人間、まあ、シア様はエルフですが、ここに来るだけで魔力はどんどん上がっていきますけどね。もう一度言いますが本当はここに来ただけですぐに死んでしまいますけど」


「怖いなここ!?まあ、それは置いといて。そうしたら神様たちはすごい魔力を持っているようになるが…」


「いえ、神様の魔力が増えるということがありません。神様は普通、神力しか持っていません。ですのであなただけが特別です」


「そうなのか…じゃあありがたくここを使わせたいただくよ」


「はい。そういえば、時間は大丈夫なのですか?そろそろ二時間経つと思いますが?」


「えっ、やばい!そんなに経ってたの?どうしよう!?」


「転移すれば良いのでは?」


「それだ!でも、シルヴィアはどうするの?」


「私はこうします。」


すると、シルヴィアの姿が、一瞬で消えた。


「えっ、どこ!?」


『ここです、シア様』


「えっ?俺の中から聞こえてくる」


『はい、今あなたの中にいますので。ですのでこれで心配せずに転移出来ますよ』


「精霊神ってなんでもありだな…もういいや、行くよ?」


『準備は万端です』


「うん、行くよっ!転移(テレポート)!」




そして俺は、一瞬で自分の部屋まで戻って来ていた。


部屋の外からは足音が聞こえてくる。俺はバレないように、急いでベッドに入り寝たふりをした。


「シア様、おはようございます」


そう言ってオシエが入ってくる。

俺は、それと同時に起きたふりをする。


「おはよ〜オシエ」


俺はおかしくないように返事を返す。だがオシエは俺を見て不思議そうに首を傾げた。


「オ、オシエどうしたの?」


「いえ、大したことで無いんですが、なんでシア様はそんなに汗をかいているのでしょうか?」


「あっ」


やばい…それはシルヴィアにたくさんツッコミをいれて疲れただけだ。

とは、言えず。


「いや、ちょっと怖い夢を見ただけだよ、オシエ、わ、わたしは、汗かいたからお風呂はいってくる!」


そう言って、すぐさまお風呂へ駆け込んだ。


途中でシルヴィアが、「汗をかいたのは、わたしのせいではありません」とか言っていたが、無視した。


投稿は、明後日になっちゃうかも…

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