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番外編 エリナの家で働いてみた 後編 ご注文は私!?

お待たせいたしました!

後編です!


「シトレアちゃん、もしよかったらこの店のお手伝いしてくれない?」


「…えっ?お店の手伝い?」


「そう。忙しいからシトレアちゃんにも手伝ってほしいなって。ダメかな?」


「いや、ダメではないけど…ママたちがいいって言わないと」


「別にいいわよ!」


あっ、即決ですか。こうなるとヨメナは考えを曲げないから諦めたほうが得策だ。潔く諦めて働かせていただきます。


ってことで、俺はエリナたちのお店のお手伝いをすることになった。




ーーーーーーーー




てことで今に至る。で、また同じ質問になるけど…


「なんで私がメイド服を着なきゃいけないの!?」


「えっ、だって…」


「だって…?」


「その方がシアかわいいじゃない!ね、オシエ?」


「そうですね、ヨメナ様!」


なんか知らないけど、いつのまにか二人で組んでるし…てか、オシエいつのまに!?


「二人とも、何か弁護はある?」


「弁護…?」


「弁護は…シア様かわいいです!」


「ギルディ!!」


そして俺は二人に襲いかかったのだった。俺ら以外から見ると、ただじゃれているようにしか見えないが。





そして二人に制裁?を下してから。


俺は結局、折れてメイド服でお店をお手伝いすることとなった。


そして時刻は午後のおやつの時間を過ぎた頃。


「そろそろのはず」


「うん、そろそろ」


「そろそろ?」


俺は何がそろそろなのかさっぱりわからないため、フィーナさんとエリナに聞き返した。


「あのね、そろそろ……きたっ!」


エリナは俺に何がそろそろなのかを説明するのをやめて、お店の出入り口である扉を見た。


「何か音がする…?」


その音はどんどん時間が過ぎるにつれて大きくなってくる。


そしてついに……お店の扉が開かれた。


そう、エリナたちが言っていたことは、そろそろお客さんが来るということだったのだ。


一人がお店の中に入り、その後に続いて後ろからどんどん人が入ってくる。


「ご注文は何にしますか?」


俺はその言葉に振り返ると、エリナは早速お客さんに注文を聞いていたのだ。そしてフィーナさんは、すでに料理に入っていた。


俺だけ遅れてる!


「どうしよう…?」


「ちょっとそこのお嬢ちゃん!こっちの注文を聞いておくれ!」


「は、はい!」


俺は慌ててその人のところへ向かった。だが、俺は慌ててしまったせいか、途中で何もない床でこけてしまった。


「いったぁ…」


「お嬢ちゃん大丈夫かね?」


今注文をするために俺を呼んだ人だ。


「お嬢ちゃんその慌てぶりはこのお手伝いは初めてだろう?最初は気を抜いてやるといい。周りのやつのほうが長くやっているんだからお嬢ちゃんが周りに比べて下手くそなのはわかってるんだ。まあ、頑張りな」


この人結構優しい…


「ありがとうございます」


俺はそのおじさんにお礼を言ってから、そのおじさんの注文を聞くのだった。


そんな光景をヨメナたちが温かく見守っていることも知らずに。


その後俺は、結構上達し、お店の役に立つくらいにはなったと思う。だけど、充実している時ほど時間はあっという間に過ぎていく。


そしてとうとうお店の閉店間際の時間になった。


もうお客さんは減っていく一方だ。新たに来るお客さんはいないだろう…あっ、いた。マスクとメガネのようなものをつけて少し怪しいが、お客さんはお客さんだ。


俺はその人のところまで言って注文を聞いた。


「ご注文は何しますか?」


「ご注文は…」


「……?」


「ご注文は……シアで!!」


と、いきなり抱きつかれた。


俺はいきなりのことで訳がわからず、目をパチパチするだけだった。そして、ハッと我に返って、もしかしてと思い、メガネのようなものとマスクを取ったら…


「ママっ!!」


そう、ヨメナがいたのだ。


そして俺は、そこで安心したのか、身体の緊張がほぐれて楽になった。


そしてとうとう……俺はヨメナの腕の中でて寝てしまった。


「ふふっ。シア、お疲れ様」


ヨメナは俺の顔を優しく撫でた。





どうでしたでしょうか?


次回からは本編へと戻っていきます!


次の目標は総合評価2000pt!

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