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第126話 ココロはパフェが大好きです

ちょっと遅くなりました…


「ん〜っ、美味しいですわ!」


ココロは食堂で頼んだ特大パフェをすごい勢いで減らしていく。


セレスとサラにもパフェを注文したのだが、ココロのとは違って普通のサイズである。


「美味しいです」


「おいしい…」


セレスとサラも美味しく食べているようだし何よりだ。


「ぷふぁあ〜、ご馳走様ですわ〜」


「えっ、あの量をもう食べ終わったの!?」


俺たちが頼んだ物よりも大きな器がすでに空になっている。


「もちろんですわ。あんな美味しい物なんてすぐに食べられてしまいますわ!」


「へー、そうなんだ…」


パフェ大好き化け物め。


前もそうだった。


俺は前にココロをカフェに誘ったことがある。ココロの性格状断られると思ったら、「そのカフェにパフェはありますか!?」とか勢いよく迫ってきて大変だった思い出がある。あのカフェのパフェを全部制覇してたもんな。


それぐらいココロはパフェが大好きだ。


「それよりシトレアさん」


「うん?」


「シトレアさんはパフェを食べないんですか?」


そう言って俺の前に置いてあるパフェをじっと見つめる。


これは俺も甘いものが大好きだから自分のもと思って頼んで置いたものだ。いくらココロだからといってあげるわけにはいかない。


「私が食べるから大丈夫だよ」


「そうですか…」


おい、捨てられた猫のような顔をするなよ…


「はぁ……私のパフェも食べいいよ」


「本当…ですの?」


「うん、本当だよ?」


するとさっきの顔とは嘘のように、パッと表情が明るくなって「いただきますわ!」とそのパフェを手に取って勢いよく食べ始めた。


あはは…新しいパフェでも貰ってこよう。


そして席を立って注文をしにいった。そしてパフェを受け取り席に戻ろうとした時だった。


「明日テストというのにパフェを食べてるなんてお気楽だな!」


とその声のほうを振り返ると…


「あっ、ウンだ」


「ウンじゃない!ウンティーだ!ふん、まあいい。どうせ明日俺がお前をぶっ倒すんだからな!あっ、お前じゃその前に負けちまうか!あっはっは!」


と笑いながらどこかへいってしまった。


結局何がしたかったんだ?


俺は疑問に思いながらもココロたちのところまで戻った。





ココロの意外な一面でした…


次回からはシトレアたちの戦いが始まります!

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