表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/153

第10話 ドラゴン襲撃その裏側に

ぜひぜひたくさんのかたにんでほしいです!


ストックの街にドラゴンが襲撃してから一週間が経った。


奇跡の光のおかげもあり、大した被害も出さずに済んだ。

ほかの街や王都もそれを聞いて一安心していた。


そしてシトレアが放った奇跡の光の噂は、瞬く間に次の街へと次の街へと広がっていった。


まあ、ほかの街や王都からするとストックの街は王都から近いことから繁盛しているし、結構居心地も良い。

隣はすぐ山だが…


それは置いといて、その前のことからストックの街に寄っていく人たちは少なくはない。



そんなストックの街だが、このことを良くないと思っている人たち、いや、国があった。


その国の名は…ストレリチア。




ーーーーーーーー

ーストレリチア王城にてー

《????視点》



時はストックにドラゴンの襲撃があった一週間前に遡る。


「ストックの街へドラゴンの襲撃準備はどうなった!」


「三体のドラゴンを手なづけており、もうほぼ準備万端です。」


「ふむ、そうか。では一週間後にストックへドラゴンを放て!そして我らの敵、英雄ヨシルフォリウムとやらを潰せ!」


「了解致しました」


「もう下がって良い」


「はっ」


するとその足を折り、頭を下げていた兵士はその場から下がっていった。


そして残ったある一人が不気味な笑い声を出す。

そして言った。


「さあどう出る、英雄どもよ!」


玉座に座るその人は黒い笑顔を浮かべた。


その名は…"ガレット"




ーーーーーー

《ガレット視点》




そしてドラゴン襲撃後。


何人かの兵士がこの場に入ってくる。


「お知らせします!ストックへのドラゴンの襲撃は失敗致しました!」


「なぜだ!」


ガレットはイラつきを見せる。


「ドラゴン二体は討伐を確認、 もう一体は逃げ出しました!」


「なぜだ!街に被害は出なかったのか!」


「それが…ストックはほぼ今まで通り何事もなかったかのように賑わっています」


「なぜだ!?ドラゴン三体も使ったんだぞ!?」


「あの…」


「なんだ!」


「奇跡の光というやつ―で街や怪我人が治っていったとかないとか、噂がありました。」


「奇跡の光?そんなもんあるか!俺を舐めているのか?もういい、下がれ!」


そう言うと、兵士たちは一目散に逃げていった。


ガレットはイラつきながらも誰もいない部屋で誰かに問いかけるように喋りはじめた。


「キッド、例の計画は進んでいるか?」


すると不気味そうに玉座後ろからキッドと呼ばれたものが出てくる。

キッドと呼ばれたものの姿は目にくまをつくり、どこか清潔感がなさそうな格好をしている。


「もちろんでございます、ガレット様、あと数年いただければ、完璧に仕上がるかと」


すると、ガレットは、大きな声で笑い、玉座から立ち上がった。


「待っていろ、英雄どもよ、数年後にお前らの大切なものを無残に潰してやる」


玉座近くでは、その日一番の不気味な笑い声が響いていた。


その笑い声に怯えて、王城から逃げていった人がたくさんいるとかいないとか。

最後までお読みいただきありがとうございます!

感想、評価暇な方はお願いします。


次回は17時に投稿します!

今回短かったので長めです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ