いざ、クラスへ!
「何はともあれ、蓮と同じクラスでよかったぜ。また蓮をいじれるしな(笑)」
「おいおい、ほどほどにしろよな」
いつも通りに咲夜と会話しながら階段を上っていた。俺たちのクラスは二階にある。ちなみに俺たちの通う私立秀英高校は四階建てで偏差値もこれといって高くもなく低くもない平凡な学校だ。
昨日のテレビ番組の話をしているうちに教室の前に来ていた。
「さあ、どんな奴らがいるのかな・・・」
咲夜がつぶやいた。 ガラッ
咲夜がドアを開けるとどこにでもある教室の光景があった。友達と集団で話す人、寝ている人、本を読んでいる人、いろんな人たちが目に映る。
その集団の中から一人の男子がやってきた。
「よう、蓮に咲夜!また同じクラスだな!楽しくやろうぜ」
こいつは財前俊。1年の頃はよく咲夜と俊で3人でつるんでいた。俊はクラスのムードメーカー的なポジションでルックスもいいので一年の頃、クラスの主要なグループにも顔がきき、女子からも人気を集めていた。
咲夜は俺と俊とはよく話すが、ほかのクラスメイトの前だと無口だったりする。しかし咲夜もかなりカッコいいので女子たちが「赤城くんってクールでカッコいいよね!」とよく本人のいないところで言われていた。
それに比べて俺は・・・勉強も並み、スポーツも並み、見た目も特によくない。この3人で明らかに浮いている。そのことを咲夜に冗談交じりに言ったら
「ばか、蓮も裏ではクラスの女子に結構騒がれてんだぜ」
絶対ウソだろ!と思ったが、咲夜のフォローをありがたく思うことにした。(笑)
でも幸い男女問わず俺には友達が多く楽しく1年間を過ごすことができた。
奇跡的につるんでた3人とも同じクラスだし、これはまた楽しい1年を過ごせそうだ。
俺は仲のいい3人が同じクラスだったことにひとまず安堵した。
こんな素人小説をもし読んで下さる方がいるなら本当に感謝してもしきれません。
文面で伝えるのがいかに難しいのかを実感してるところですが、最後まで書き上げようと思いますので、長い間、応援していただけると嬉しいです。
読んでくださった方、本当にありがとうございます。もちろん本編はまだまだ続きますよ(笑)