はじまり?
TSとは同級生で、友達でもなんでもなかった。
ただ、お昼の給食の時間になると毎回、わたしの元にあらわれ、なにかくれと催促するような意地汚い男だった。
そいつがまさか、小学生から勝手に家に入り込んでいたなんて誰が信じるだろう?
家の中は自分たち家族だけの空間なのに、いつの間にか物がなくなっている。
おや? 捨てたのかな? くらいの感覚しかなかったけれど、その時すでに窃盗に入られていたとは夢にも信じられない。
わたしが病弱だったこともあり、家族に病院に連れて行ってもらっている間に、いつの間にか合鍵を作られ、簡単に留守宅に上がり込まれていたことを想像すると寒気がする。
しきも、今でもそれが続こうとしている。
TSは図々しい男なので、わたしが誰にも相談できないように追い込み、家族からは信じてもらえないようにまで追い込まれた。
スマホをハッキングされて、情報を勝手に盗まれたあげく、わたしの顔写真を勝手にネットにさらした。
ここまでされる覚えはない。
TSと話した記憶すらないのだから。
さらに悪いことに、プラモデルの中にわたしの毛を詰め込んで、リンチした。
嘘みたいだけど本当に痛いし、命の危険も感じた。性被害にもあった。
それでも誰にも相談できない。信じてもらえない。
本当にTSが憎くてたまらない。




