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第2章赤き厄災1




朝、4時第一運動場


「ふっ…ふっ…」

一定の速さでグランドを走る。

3回目となればもう慣れてきた。

ちなみに、心宮さんも走っている…4周目だ。


「よし…ふぅ…」

5周が終わり、腕立て伏せをし始める。


「あら〜余裕が出てきたかしら〜?」

そう言って、僕の上に座る。


「っ!!」

いやほんと…ッまだそのレベルじゃないんですって!!


「あら〜どうしたの?まだいけるわよね〜」


「…はい!!」

やってやんよ!!

ん?


「あの、先生。」


「なにかしら〜」


「あの赤い星…昨日の夜もありませんでしたか?」

そう言って、昨日も光っていた星を指差す。


「…?星?一途屋くん、今は朝よ〜?」

え…?どうゆうことだ?


「お、終わりました…」

そのタイミングで心宮さんも戻って来る。


「心宮さん、あれ見える?」

そう言って、赤く光る星を指差す。


「?どれのことですか?」

心宮さんにも視えてない…あれは…?

そんな事を考えていたら、赤い星がデカくなった。


「え、デカ、く…」


「頭がおかしくなっちゃたのかしら…結衣に見せたら治るかしら〜」


「わ、私治せますよ!!」

そんなことを隣で言われる。

さらに、赤い星はデカくな…違う!!


「近づいている!!」

その時、学園非常警戒音と呼ばれる音がする。


「!!この音…」


「先生!!上からです!!」


「…上?」

本当に視えていないのか!?

その時、放送がなる。


『各自防御しなさい!!』


瞬間、体に激痛が走った。





時間は少し遡る…朝、4時50分


「ご機嫌よう、警戒員様。」

私、龍幻炎セイカは一人で「学園区域警戒監視室」に来ていた。


「こ、これはセイカ様…本日は何用で?」

この方は「学園区域警戒監視室」の責任者の楼閣カイア様。


「昨日の夜から、何故の気配がしましたわ。どうなってるのか気になりまして。」

そう言って、魔力感知モニターを見る。


「そうですか…ですが、昨夜から何もありませんが…」

ここからは、学園の区域をすべて見れる。


「……」

下ばかり見てしまっていた。

それが、失敗だった。

上を見ると…真っ赤な何かが降ってきていた…

すぐさま警戒音のボタンを押し、全校放送にし…


「各自防御しなさい!!」

瞬間、爆ぜた。

赤いのが地面にぶつかり、学園が爆ぜた。

いえ、ぶつかったのではなく…着地したのですね。


「…生きてますわね?」

爆ぜる前に、近くにいた人を回収し飛んでくる建物の欠片を吹き飛ばした。


「っ!!なにが…モニターにはなにも…!!」


「…原理はわかりませんわ。わたくしも直前まで気づきませんでしたし。」

…魔力隠蔽、まるで慎也みたいなことをしますのね。


「皆様は生徒の避難を…わたくしはあの赤いのを倒しに行ってきますわ。」

そう言って、あの赤いやつが着地した場所に全力で行くのであった。

この建物は、やつが着地した余波で壊れたのだった。
















「っ…なにが…」

体が痛い…何が起こった?

確か…赤い何かが落ちてきた。


「先生!!心宮さん!!」

大声を出して二人を探す。


近くに、二人はいた。


伊川先生は、片足がなく…背中に火傷を負い…心宮さんは、頭から血を出している。

多分、咄嗟に伊川先生が心宮さんを庇ったのだろう。


「っ!!煌蘭先生のもと、に…」

二人を持ち、行こうとする…行きたかった。

後ろから、「死」を感じた。


来る、来る、来る!!


ダァァァァン!!!!!


強い衝撃が来る。


「ゲホッ…いき、てる…」

僕は数百メートル吹き飛ばされた。

僕を吹き飛ばしたのは…でかい竜。

俗に言う…ドラゴンだった。

体は赤色だ。


「な、なんで…Sランク…指定の、モンスター、が…?」

ドラゴンは、最低でもSランクであり…最高でLランクにもとどく。


「二人、は!?」

見ると、二人はドラゴンの近くにいた。

咄嗟に、遠くに離したおかげで巻き込…!?

ドラゴンが、こっちを見たあと…二人の方に足を踏み上げる。


「やめ、ろ…やめろ…やめろぉぉお!!!」

僕は動いただけでも壊れそうな体を使い…ドラゴンの足に向けて全力で魔力を注ぎ込み…全力で石を投げる。


「とどけぇぇぇ!!」

頼む、少しでいいんだ!!ズレてくれ!!


『スキル「覇運」保持者の意思を確認…発動します。』


この声は…!!

瞬間、僕が魔力で強化して投げた石はありえないほどのスピードを出して…ドラゴンの足を吹き飛ばす。


「グガァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

ドラゴンが足を失い、痛みで吠える。

血走った目でこちらを見て、僕の方に飛んでくる。


…よかった…ふたりとも、死なずにすんだ…

目の前に、ドラゴンの牙が見える。

食われるという恐怖で目を閉じる。

…父さん、母さん…親不孝な息子で…ごめん…


「まだ、諦めるには早いですわ?」

そんな、声が聞こえた。




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