第-章3 龍幻炎セイカ
わたくしは現生徒会長、龍幻炎セイカ。
世界イルミアの生まれで、五大神学園の3年生。
わたくしは、あらゆるダンジョンに入り修行してきた。
そう、いつ、どこでもお優雅であるために。
カイエはそんな私は支えてくれる大切な執事。
今日は新しく入ってきた一年生の中から一人、生徒会員として選ばないといけない。
誰かいい人はいないのかしら?
そんな事を考えながら、相手をしようとした…けど、全員わたくしのスキルに引っかかってしまった。
わたくしのスキルは魔法神様のスキル「幻惑」
普通に強い部類ですわ。
だからといって、引っかかってしまう人は論外ですわ。
すべて、拳一つで粉砕してこそ、お優雅ですのに。
けど、一人だけ怪しい人がいましたわ。
最初は、ただ本当によそ見しているだけと思いましたが…しっかりと現実のわたくしを捉えていましたわ。
良かったですわ…危うく合格者が0でしたこと。
それにしても…あの、慎也でしたよね?
どうやってわたくしのスキルを破ったのかしら…?
そう簡単ではないはずでしたのに…修行不足ですわ。
もっともっと修行しないといけないですわ。
…さぁ、修行もですが…慎也を生徒会に迎える準備をしますわ。
スキル説明
魔法神のスキル「幻惑」
相手の五感すべてを惑わせる力を持つ。




