第1章19
約2時間後…
「さて、皆さんお疲れ様です。」
現在、クラスメイトの殆どがボコボコで地面に倒れている。
「にゃ〜みんな体力もないにゃ〜」
…だいぶ辛辣ですよ…
「まぁ、入りたてにしてはよくやってる方だと思うよ?」
「そうだな…まぁ、何人かは武器の扱いがなってないが…」
「そうね、振り回されてる感じがするわ。」
「…眠る……」
「ずっと寝てたにゃ」
そう言いながら、まだまだ元気がありそうな生徒会の皆さん。
「は〜い、皆さん生きてますか〜」
ちょうどそこに、伊川先生が帰って来る。
どこに行ってたんだこの人。
「伊川先生、流石に殺しはしませんわ。安心してくださいな。」
…死にかけではありますがね、僕以外。
僕は結局合格と言われてから殆ど見ているだけだった。
「そ〜よかったぁ〜なら皆さん、次はお昼ですからね〜しっかり食べましょ〜」
「だいぶきついですよ、ほんと…」
何人かが立って、食堂に向かう。
「ディル、ルルイアさん、心宮さん、蔵義姉さん大丈夫?」
僕は、一人ずつ起こしていく。
ちなみに鬼本は、すぐに連れを連れて食堂に行った。
元気が余ってんなぁ…
「あ、あぁ…助かる。」
「ありがとう…」
「あ、ありがとうございます…」
そう言って、立ち上がりすぐさま行ってしまう。
「ありがとう、助かるわ。」
「にしても…生徒会の人、全員強かったね。」
「えぇ…あれは、まだ勝てそうにないわ。」
とくに、生徒会長と3年生の副会長…あの二人は次元が違う。
「いつか、俺達もあの場に…」
「…そうだね。」
僕達はそんな事を話しながら、食堂に行った。




