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入学
まだ少し肌寒い朝。俺は取り合えず下におりた。
「ふわぁー。眠いっ」
いまさらながら俺んちは周りと違ってる。
なぜか知らないけど、隣の家の人が朝飯・昼飯・夜飯を作りに来てくれる。
いや。すっごーく有難いんだが、恥ずかしいって言うのもあって・・・。
「ぼーっとしてるけど、あんた。今日何の日が分かってるわけ?」
これが隣人(一人目)
黒のロングヘアーに大きな目。
肌は白くて透き通ってるみたい。
「淳!!!聞いてんの?」
ドキッとした。少しだけ。ほーんの少し。
でもこれが悩み。
「きっ・・・聞いてるぞ」
ぎこちねぇぞ俺。しっかり自分を持て俺。