救急病院の友 あの世の友1号
沖縄の緊急病院で出逢った、老年オヤジ。
互いに、脳梗塞体験者、入院したて、1ケ月以内、互いs新米患者老オヤジ同志。
この世で最後の友。
わたしも牛なんちゅーも、互いに、この世で最後の友。
牛なんちゅーと出遭った。
協同病院 3階一般病棟 私も牛なんちゅーも 同じ緊急入院患者であった。
牛なんちゅーは心筋梗塞と脳梗塞に虫垂炎、頭、心臓、腹、に原因をもっていた。
よく生きているな、と私は思う。
私は 脳梗塞1回目。
緊急搬送が素早く、タイミングよく、脳外科医も帰宅前で居合わせ、運良く、軽い後遺症で済んだ。
手脚、言語、飲食に、後遺症はなく、視野狭窄という視力低下、視野狭窄を持ちつつ、リハビリに励んだ。
廊下を歩き、階段を登り降りし、バランス感覚のための片脚立ち。
歩行、階段は、スピードは遅いが、なんとか歩行移動できる。
バランス感覚は、弱く、ふらふら、してしまう。片脚立ちが、15秒以上 出来ない。
退院後、リハビリ目的で、散歩を指示された。
毎日、1万歩前後、背筋伸ばして、ももを持ち上げるようにして、出来るだけ大股で、1時間以上、歩くよう指示された。
歩行すれば、血流が活性化し、脳も刺激を感じて、認知症防止になる。
雨の日の転倒、炎天下の熱中症には、気をつける条件付き、である。
牛なんちゅ➖の声が素敵。
落ち着いた壮年漢の太く低い声。
きっと、泡盛を含みながら一節歌ったら、女はもちろん、男でも百年の友として惚れて仕舞うだろう。
わたしは惚れた。まだ歌を聴いていないが惚れた。
緊急病棟2Fの南端の窓から駐車場を眺めた。
「あの白黒ホンダ軽スポーツがワシの愛車。若い時から、ホンダ信者で、バイク、車を、乗り潰してきた。」走るのが好き。給与は車代とガソリン代で溶けた。退院したら、南部をドライブして走ろう、うまいジャンクフードを食べよう、不良老人になるさ、同じ時間を過ごそうよ」
「わたしはうなづいて、退院後の過ごし方絵想像した。
緊急病院で出逢った老オヤジ2人。
互いに1ケ月で退院。
退院後の私の友人、牛なんちゅー。
うしちゃん大柄な60才代。
私は、病気の事、沖縄の病院のこと、あらゆることを教えてもらう。
情報源は、すべて、うしちゃん。