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Disputers~革命の日~  作者: Disputers
「革命軍」視点
4/8

第4章:戦の始まり

あの会談から1ヶ月。3つの陣営の幹部が集まって、作戦を練っていた。俺がふと質問をした。

「なぁ、君らはなんで奴ら(Loe-Frize)を攻めようと思っていたんだ?」


 最初に答えたのは、アークだった。

「私は、単純に気に入らないだけだ。一時軍の兵士たちは、他の領土で事件を起こしているし。君の郷里も、Steam帝国内だろ?」


 ゼータが被せるように続けた。

「俺も似たような感じだ。この前、俺らは襲撃にあった。重臣だった、スーとタッキーによってな。返り討ちにしたあと、彼らの遺体から所持品を回収して発覚した。彼らを扇動したのも...Loe-Frize帝国の奴らだった。」


 しばらくの沈黙。意外なことに、それを破ったのはクロッサスだった。

「我の場合は違うぞ。Loe-Frize帝国の傘下として重要な役割をしている"Frize教会"は知っていると存じるが、その教会に、我が故郷の村が襲われたのだ。運良く敵の一人を倒して逃げ出すことはできたけどな。それで、倒したやつの首の紋章が..."Frize教会"の紋章だったんだ。再びあの村(ふるさと)を訪れたときには、すでに一帯が荒野と化していた。まぁ、自分が仕えるべき君主(ゼータ様)を見つけられたのは、幸か不幸か...。」


ーー彼らにも、彼らなりの理由があるのか...。




半月後、Loe-Frize帝国への攻撃が開始した。


進軍情報ーーーーーーーーーーーーーーーー

~連合軍~

・Taw-ya-kar独立政府軍(北方から攻めていく):750名

・Steam軍事政権軍(東方から攻めていく):5000名

・革命軍(南方から侵入し、手薄になった帝都を攻める):500名

~帝国軍~

・Loe-Frize帝国軍(領内に散乱しているが、どちらかといえば東部に集中している):25000名

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺は500名の同志を率いて進軍していた。突然、隊列の後方が騒がしくなった。敵襲だ。敵は...見覚えがある。他でもない、姉を殺った奴らだった。既に30~40名の同志が倒れている。壊滅は目前に差し迫っていた。更に1000名ほどの敵が近づいてきているのが遠くに見えた。


俺らは逃走を開始したが、遅れた同志から殺られていく。国境を越え、血反吐が出ても走り続けた。気がつけば、幹部4名+精鋭4名+20名ほどになっていた。




他の2陣営も、苦戦を強いられていた。


北方(Taw-ya-kar)は結構進軍できていた。しかし、燃料補給のために母艦が帰還してしまった。ドローンの修復は母艦で行っていたが、それができなくなってしまっていた。母艦の速度は、高性能なだけあって速いとは言えない。その間に多くのドローンが、撃墜したり、損傷して戦線離脱したりしていた。戦線は徐々に押し返されていた。


一方、東方(Steam軍事政権)では、押しては押されての泥沼の戦闘になっており、長期戦を余儀なくされていた。そして、夜襲に遭って物資を置いての撤退になってしまった。


ーーLoe-Frize帝国への攻撃は、一時中止となった。


戦況ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~連合軍~

・Taw-ya-kar独立政府軍:750名→700名

・Steam軍事政権軍:5000名→2000名

・革命軍:500名→28名

~帝国軍~

・Loe-Frize帝国軍:15000名→10000名

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




俺らは今、Loe-Frize帝国に、2度目の攻撃を仕掛けている。


進軍情報ーーーーーーーーーーーーーーーー

~連合軍~

・Taw-ya-kar独立政府軍:700名

・Steam軍事政権軍:2000名

・革命軍:28名

~帝国軍~

・Loe-Frize帝国軍:10000名

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Loe-Frize帝国の兵士たちが見えてきた。俺らの軍に向かってきている。相手は4倍...だが、俺らの方が士気も統率力も高い!しかも装備もいい!ここで、畳をかけるぞ!


ーー1時間は経過しただろうか。両軍とも、壊滅的な被害を受けていた。


戦況ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~連合軍~

・Taw-ya-kar独立政府軍:700名→680名

・Steam軍事政権軍:2000名→1200名

・革命軍:28名→20名

~帝国軍~

・Loe-Frize帝国軍:10000名→3500名

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


相手の方がまだ多い...。でも、比率は4倍から1.7倍にまで迫っている...!分はこちらにあり...!


そして20分後、敵兵氏は逃走を開始した。ここで3手に分かれることになる。


作戦ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・Taw-ya-kar独立政府軍:母艦の燃料が尽きかけていたので自国領に帰還

・Steam軍事政権軍:Frize教会を攻撃

・革命軍:皇帝のいる宮廷を攻撃

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




宮廷は、閑散としていた。それは、きらびやかとは言えない、寂れた古城のようなところであった。辺りを警戒しながら進んでいくと、大広間に出た。そこには、7名の人が立っていた。


恐らく皇帝と最小たち誰が皇帝なのか...。そう思っていると、真ん中に立っていた人が声を上げた。

「俺様こそ、皇帝ローエテッドだ。」

意外。この中で一番、皇帝っぽくなかった人だった。違いは真ん中の「60」が「L」になっていただけで、『黒服に白い仮面、緑色の矢印』という特徴は、まさに一般的な帝国兵そのものだった。

「殺されるとは思っていないのか。」

「殺される?俺様達より1人多いからって、笑わせてくれるな。」

不意に、ローエテッドの横に侍っていた6人が飛びかかってきた。

「さぁ、先手は頂くぜ。」


皇帝&宰相一覧(左から順に)ーーーーーー

・シンク(所持武器:長剣)

・ネイテン(所持武器:槍)

・セシー(所持武器:弓)

・皇帝ローエテッド(所持武器:フリスビーによる風斬(かまいたち)

・ネイ(所持武器:双鎌)

・ヤギー(所持武器:卵型グレネードランチャー)

・クロス(所持武器:鍵爪)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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