新たなひび?
絶望のファンファーレが響き渡った。
何故兄が出てきた?お父様じゃないのか?
「兄、、、」
「第二王子らしいね~。あと兄呼びは危険だよ。下手すればばれる。君の正体がね、」
「、、、」
「それにしてもすごいね~、第二王子のためにこれだけ準備するなんて。」
「違う、あれは、」
『群衆よ、落ち着け!救世主である第二王子様のために落ち着け!!』
『やあ、諸君。救世主であるレアル・ファイリアだよ』
『今日から救世主である僕が、国王としてみんなを導いていくから、よろしくね。」
国王になるってもしかして
「待てよ!国王になるって一体全体d、、」
頭を殴るなぁ!
「今は公衆の前なんだから、静かに。」
「、、、そうだな。」
『異論はないみたいだね。僕は次の朝日が登った頃から王になるための儀式を行うよ。それではまた、朝日が昇るまで』
、、、いくら何でもすぐに王冠選別の儀式を行うことはおかしすぎる。第二王子は昔から素行が悪かったから民衆からの支持が低い。その上第一王子は人徳者だ。第二王子が救世主だとしてもすぐには民衆に信用されないだろうし、何かある。確証が持てる。あいつの素行の悪さは折り紙付きだ。実の妹が言うんだから間違いない。あいつは民衆のことを愚民と呼び、罵る。女と遊びまくり、自分の欲を満たしまくる。
そのくせ周りに未来の王というふうにもてあやされ、自分を未来の王と信じて疑わなかった。まあ民衆からの支持は王位継承権を持っているものの中で二番目に低い、はず(1番低いのは民衆の目の前に一度も現れたことがない私。みんないることすら知らない。0%)
「あいつはダメだ」
「そっか〜。」
「でもどうして反対の声が上がらない?救世主だとしても不自然過ぎるほど急で突然だし何か裏があるのか?」
「せいか〜い。思考操作が使われているね〜」
「どういう風にして?というか思考操作って何?!お前が黒幕とかじゃないよな?」
「質問が多いし、僕は黒幕じゃなーい!ただの君を相棒にしようとしているただの時空の天使だよ!」
「そうか。っていや時空の天使って一体全体何なんだよ!」
「時空の天使は時空の天使ですよ〜だ」
「だからどういうことだ」
「まあ気にせずに」
「まあ、思考操作をやめさせるためにはどうすればいい?」
「それはね、やってる奴を直接倒せばいいんだよ!」
「倒すって、やってるやつもわかんないくせに」
まず特定しなきゃいけないのが面倒、、、
「よし!それじゃあ早速行ってみよう!」
「どこに?」
「いこう!」
「どこに?」
引っ張るんじゃねよこの厨二病野郎!
蛇足
王冠選別の儀式とは!
前王の王冠を譲り受け壊すのが主な作業になるぞ!
その時に新たな王冠を作りまた次代に壊されるぞ!
蛇足2
今のレインの服装は黒のワンピースに短めの黒色の少し飾りが入ったパーカを羽織って両手に黒色の手袋をしているぞ!
厨二病だね!
「引っ張られて数分。ここはどこなのでしょう」
「第三エリアだね。」
「いや入っちゃダメでしょ」
「だって〜ここに思考操作した奴がいるんだもん。」
「だもんで済む話じゃねーぞ!」
「ごめんって」
一体全体どうしてこいつは。それにしても
「人がいないな。」
周りに人っ子一人いやしない。第三エリアは平民などがいるはずなんだが。
「それが思考操作の肝なんだよ」
「どういうことだ?」
「思考操作はね〜、、、」
まとめるとこうだ。
思考操作は色々な種類があるらしく、主に言葉で思考を操るタイプ。魔法でその方向に思考を制限したりする能力。そして機械と魔法の合わせ技があるらしい。今回この次元に来てる人には言葉で思考操作できる奴もいない(頭が悪すぎて)そして広範囲に行使されている。よって機械しか選択肢がないんだと。
「機械は複数のところに設置して魔力を供給すればいいだけだからね。」
「だからか。だとしてもここってわかった理由は何なんだ?」
「まあ魔力がたくさん溢れているからね。」
「だとしてもなんで第三エリアなんかに」
「それはお敵さんの戦略としか言えないね」
敵の戦略か。
確かに第三エリアからは平民などが暮らしていて、大勢に洗脳を施しやすい。しかも第三エリアからは外から来たものの立ち入り禁止区域になってくるからな。その点でいけば1番見つからず尚且つ洗脳を施しやすいここが選ばれるわけだ。
「それにしてもなんではいれた?」
「それは君の力を借りた。」
「どういうことだ?ってああ、そういうことね。」
第三エリアには外から来たものを通さない。だがそのシステムには魔力感知が使われているから俺の魔力で通ったっていうわけか。
「正解だよ!良くわかったね」
「これくらいは簡単。」
「さっきわかんなかったくせに。」
それ言われると反論できないのが腹立つ。
「と言っても複数って言っていたが、後はどこなんだ?」
「全エリア。」
「やっば!となるとやばい数スパイが紛れ込んでいるっていうことか。してやられているな。だがなんで第三エリアなんかに最初に行くんだ?流石に第一第二の方を先に行けばよかったのに」
「機械を動かしている動力があるから」
「じゃあそこを止めれば!」
「ああ、まだ間に合う。」
「じゃあ早速行こうよ!」
「その前に」
なんだ、、これは剣か。重いが持てなくはないな。
「それは大剣だよ。正式名称は、、、えーっと。」
「これが武器なんだな!」
「武器で目を煌めかせてる第五王女」
「すみません」
「というか正式名称忘れた。」
「名前なんてどうでもいい」
この2人名称なんか特にどうでもいいのである。
それにしてもこんだけ綺麗だったら腕のある名人がやったんだろうな〜、かっこいい。
「まあ相棒記念ということで」
「ありがとな!」
「どういたしまして」
ムカつくけどいい奴だな!
あと相棒じゃないけどな!
「そういえば人がいないのが肝っていったいどういうことだ?」
「その発言を何故今更」
「ごめんって」
「まあ説明してあげるけど!」
「ありがとうございます!」
まとめると
第三エリアの人を今いる人だけで機械を動かして洗脳し動力源にする。(これが必要らしい)
そこからどんどん第三エリアの機械を動かして他の機械にも魔力が渡るようにする。
全部の機械が稼働し終わったら全員が洗脳される!
「機械の効果は無限じゃないのか?」
「そうだね。でもしばらくは切れないと思う。」
「洗脳された人が次々追加されるから、か」
「大正解だよ〜今日は頭冴えてるね〜」
はとはなんだ?!いつも冴えてるぞ!
「とりあえず、ぶっ壊せばいいのか?」
「そうだね」
「そう言えばお前武器持ってるのか?」
いくらなんでも護身用の武器くらい持ってるだろ。
「ほい!これだよ」
ただの剣っぽい。
「まあただの剣だからね。」
「そうなんかい!」
やっぱりこいつ嫌い!
見てくださりありがとうございます!
こういう後書きって必要ですかね?
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それではまた次回〜