初めまして
逃げないと、死ぬ!
「やばっ!転んだ!」
「やばいな、、、」
俺はレイン・ファイリア。
とある国の第五王女をやってる。まあ国民や王族、家族にも無能王女として知られている。いまはなんやかんやあって今世界で大流行中の黒笑病患者に追われている。
黒笑病とは何かって?それは恐ろしい病気。患ったら致死率100%の病気。
この病気の死亡被害は国民におおく出ている。この病気の患者には黒色の斑点がいたるところにつき、(シミよりドス黒い)狂ったかのように笑いながら暴れ回る。ある程度の知性は残っているようで、生き物を見つけたら襲いかかってくる。かと言って襲って得た肉は食べない。すぐに餓死するんだけど、その後の死骸から病気を撒き散らす、、、そんな病気だ。今まで国の科学者たちはこの病気の治し方について研究してるけどいまだに成果は出ていない。
「何でお母様はこんなところに私を連れてきたの、、、?」
「私をお兄様みたいに変装させているから、私はただたんの支持率集めのデコイか。簡単だったな、、、」
「、、、、どうして何だろう」
「血が薄いからなんだ!目が違うからなんだ!」
「俺は悪くないんだよぉ〜。」
「ハロー?」
何か聞こえた気がしたけどこんなところに人がいるわけがないよな。
「うぅ〜なんでよ〜」
「もしも〜し」
「嫌だ、死にたくはない!」
「あの〜」
「でもくにのためにしねるのならほんもう、、、?」
後ろから叩かれた。痛い〜
「話聞いてもらっていいかな?」
「誰?」
「ただの放浪人だが?」
「、、、?」
「大丈夫か?」
「ただの放浪人さん、、、?」
「放浪人でいいけど。」
「は、、初めまして。」
「うん!初めまして!」
、、、この人掴みどころないな。
「あっはっは!」
「急に笑い始めた?!黒笑病患者?突然変異種?!」
「ってちょいちょい!勘違いするな!違うから!」
「じゃあ何だ!」
「え〜なんでしょう」
「いや、不審者」
「へ?」
「いやそうだろ」
「ガ〜ン。私ショック〜。しくしく」
「嘘泣き、、、。」
「べ〜だ!」
「ごめんなさい!」
「はあ、あいつ人選間違った?」
「私がダメ人間とでも?!」
「、、?いや。下調べよりめっちゃ有能っぽかったから。」
「下調べって何なん?」
「ちょっとね。」
へんな人だな。
「私は君に契約を持ちかけたかったんだけど。」
「いや怖いよ!」
「まあいいや。この契約受けてくれないならこの国はもう終わりだね!」
「?どういうことだ?」
「実は〜私にはこの黒笑病患者を復活させて元に戻せるんだけどな〜?」
「は?」
「では、あちらをご覧ください!」
どういうことだ?
「ってん????」
「ほら!治った!」
「どういうことだ?」
「あ!この人は城内にテレポートしてあげるねぇ〜」
この人自由すぎる。
「じゃあ契約どうする?」
受けてみるか?いや、う〜ん。
「代償によるな」
「さっすが〜やっぱりそういうこと踏まえてるか!」
「、、そうだな。」
「まあいいや。まずその一。君を相棒にしたい」
はい?
「そのニ。君の病気は治さない!」
俺だけが犠牲になることでみんなが助かる、、お釣りがありすぎる。
でも病気って、、、
「へ?まさか気づいてないの?」
「?」
「え、、?右手」
「ってうわわ?!」
もしかして、、
「第二の条件はその病気を治さないっていうこと!」
「いや相棒になる人間をそんな粗末にしていいのかよ!」
「まあまあ」
でもまあ受けるほか手がないか。
「そういえばこの病気元凶がいるから。」
「病気を広げた元凶、、、?」
そんなのいるわけ、
「まあ相棒だし元凶を倒すの手伝ってくれるよね!」
「まだ相棒になったわけじゃないからな?!」
「え〜、じゃあこの契約は破棄ということで。」
「じゃあこんなのはどうだ?お前が全員を治す私がそれを確認したらお前の相棒になってやる。」
「決まりだね!ちなみに私はルルネ!時空の天使だよ!」
うわ〜怪しさ満点の自己紹介、、。でも突っ込む雰囲気でもないし、、、
「、、、俺はレイン・ファイリア、、、だ」
「うんうんいい名前、、、はい終わり!」
「どういうこと」
「じゃあ街に行こう!」
「はっ!?無視すんな!」
これから始まるは明日の物語
この光たちは何を描いてゆくのだろうか