ネコ対ヒト クイズ対決!
「さぁ、ヒト対ネコによるクイズ対決です!!」
ウチの飼い猫と戦うことになった。名前はシロ。
おやつを1.3倍にしてくれとシロが主張したことから始まった。
うちのシロは人気者であり、よくテレビに出ている。そのため、プロデューサーがクイズ番組にするんだという運びとなった。
「ネコのシロにはネコ語翻訳家の方についてもらっております」
「さぁ、第一問!! 世界一長い名前の駅はなんでしょう?」
ううむ......分からんなぁ。
ピポン!
シロが解答権を得た。
「ンニャ!」
翻訳家が翻訳して答える。
「ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ、だそうです」
「正解!! シロさん先取!!」
おいおい......
絶対にそんな分量喋ってなかっただろ。
「続いての問題! キャンプで5本のろうそくに火をつけたけど、風で2本が消えました。次の日まで残っていたろうそくは何本?」
「3本!!」
これは流石に私の方が早かったな。
「不正解!! ヒトとして恥ずかしいぞ!!」
ピポン
「ウニャッ」
また翻訳家が説明する。
「燃えてるロウソクは無くなるから燃えなかったやつで、2本、だそうです」
「大正解!!」
「翻訳家なしで戦わせて欲しい」
絶対翻訳家が天才すぎる。
「分かりました。その代わりハンデとしてシロさんに解答権を先に与えます」
まぁ、いいだろう。どうせ答えられないだろうし。
「さて、問題! 恐ろしい顔つきをした鬼女のことをはん◯◯といいます。空欄を埋めてください」
「ニャ!」
「正解!! シロさん圧倒的だ!」
「続いての問題です。ガン◯ムの登場人物を一人あげよ」
「シャアアアアアアア」
「正解!! 全問正解でシロさんの勝利!」
仕方ないので次の日からおやつを1.3倍にしてあげた。
にゃにゃんにゃにゃとシロがご機嫌そうだ。
可愛いしヨシ!
んにゃぁ