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短編集

人間と猫

作者:

他の短編と少し繋がっているかも。

春になると必ず訪れるひとりの人間と猫がいる。

奇妙なことに私は彼らの言葉が理解できる。

長い年月を生きていたらわかるものなのだろうと、

風で揺れながら人間が頷く真似をする。


奇妙なことは私だけではない。

彼らの関係性もとても変わったものなのだ。


人間は猫のことを家族だという。

しかし猫は人間のことを夫という。


不思議なことだ。

彼らは種族が異なるというのに。


彼らはよく会話をしている。

しかし噛み合っているようでいて、

本当のところお互いが何を言っているか

わかっていないようだ。


難儀なことだ。

私のように長生きできればいいのだが。

しかし彼らは人間と猫。

叶わない夢だろうが、もしどちらかが

幽霊になれば、会話ぐらいはできるだろう。


その時は、満開の花を咲かせて祝福しよう。

春が待ち遠しいものだ。

















読んで下さりありがとうござます!

また彼らについて書くと思いますので

よろしくお願い致します!



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― 新着の感想 ―
[良い点] 異種族同士で会話できたらもっと良さそうですね。まあ、会話のないコミュニケーションも味があって良いとは思いますが。
[良い点] 読後にじんわりと心にしみてくるのが心地よいです。(´ω`) [一言] ツイッターのフォローありがとうございます! これからも読ませていただきます。(´-ω-`)
2019/03/22 03:35 退会済み
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