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地球から追放されたけど、お土産付きで帰ってきます。  作者: 火曜日の風
2章 地球激闘編
80/80

エピローグ 暇になったので旅に出ようかな


 瑠偉、美憂、テナを送り届けて数日が過ぎた。彼女達は、新学期から通う事になっているので、今頃は家で寛いでいたり、外に出て名古屋の街並みを堪能しているはずだろう。

 一方俺達は、特にする事もなく、浮遊都市で毎日だらだらと過ごしている。


「兼次ちゃん~私の小遣いは? 瑠偉ちゃん達はあるのに、私には無いって変だよね?」


 円形テーブルで俺と麻衣で、食後のティータイムを過ごしている時。スマホの画面を見ながら麻衣が、俺におねだりを始めた。


 ナノマシンの服は、いつでも変更可能で、着れる種類は無限である。食事もララや夜巳が作ってくれる。テレビとかの家電製品も、部屋にそろえた。


 地球上のデジタルデータは、ララのハッキング技術により全て見放題だ。その上紙データも、ナノマシンでデジタルデータにして、見放題になている。


 つまり、浮遊都市に住んで居れば、特にお金を使う必要性はないわけだが・・・

 その金も、中条から報酬を貰ったし、ララが投資とか何やらで増やしてくれている。その金額は・・・聞いてないが、おそらく使い切れない額があるだろう。


「何に使うんだ? ここに住んで居れば、使う店もないだろ?」

「スタミナの回復とか、ガチャも引きたいし」


「ゲームかよ・・・ ララ、麻衣のスマホに電子マネーを10万円入れておいてくれ、次回から毎月な」

「かしこまりました、ご主人様」


 常に俺の右後ろに控えているララは、瑠偉達を送り出した後に、メイド服に変更させている。俺はどうでもよかったのだが、麻衣がどうしても、と言うので変えてもらった。

 あえて突っ込まなかったが、服の変更と同時に口調も変わった。


 しかし、黒をベースとした服に銀髪はよく映える。カチューシャも似合っているし、胸部の膨らみも最高である。まぁ、ロボットなので抱けないのが残念だが・・・


「やたっ! これで、サイツヨを目指せるわ」

「計画的に使えよ?」


 と言った少し後に、うわ最悪とか確率サイテーと言う小声が聞こえてきた。

 早速課金したようだ。ホント・・・ソシャゲの何処が面白いのだろう?


「お待たせー、デザート持ってきましたー」


 出入り口が開き、両手でトレーを持った夜巳が入ってきた。

 テーブルに、白い泡が表面に浮かんでいるテーカップと、小さい金塊型のケーキみたいな物が乗った小皿が置かれ、辺りに香ばしい香りが漂ってくる。


「今日のは? 見たことない菓子? だけど」

「カフェオレとフィナンシェですよ。今日は、フランス風で責めてみました!」


 菓子を取り口に含むと、アーモンドの香りが鼻を通り抜けた。カフェオレで流し込んだが、アーモンドの香りが残っている。隣に座った夜巳は、俺の顔を見上げながら、目を輝かせ俺の一言を待ちわびていた。


 前を見ると、麻衣はスマホを操作しながら、黙ってカフェオレと交互に食している。

 俺が感想を言うしかないのか・・・


「結構なお点前でした」

「ダーリン・・・それ茶道」

「兼次ちゃん・・・お小遣い頂戴」


 スマホをテーブルに置き、カフェオレを飲みながら麻衣が、なにやら可笑しな言葉を吐いてきた。お金を渡してから、5分ほどしか経ってないのだが?


「さっきの10万はどうした?」

「ガチャに消えた」


 恐ろしいな、ソシャゲの課金地獄は・・・


「お前アフォなの? 計画的に使えと言っただろ?」

「だってー、確率おかしいんだよ? ララちゃんー、何とかしてよー」


「ララ、任せた」

「それでは麻衣様、アプリを再起動してください。すべてサイツヨにしておきました」

「ふふふ、これで愚民共を蹂躙出来るわね」


 不敵な笑みを見せながら、スマホの操作を始める麻衣を見ながら、2個目のフィナンシェを口に運ぶ。そしてカフェオレを飲んでいると、ララから報告が始まった。


「ご主人様、国家樹立の宣言について、中条様が協議したいと」

「任せる」


「かしこまりました。農業島の野菜生産についてですが?」

「任せる」


「かしこまりました。キプロスで禁止されていた、生体融合型ロボットを作成したいのですが、許可をください」

「許可する」


「ありがとうございます。私の処理速度増加計画ですが?」

「任せる」


「かしこまりました。浮遊島の戦闘装備はいかが致しましょう?」

「任せる」


「かしこまりました。作成していた、テナ=シエル様の体ですが、どうしましょう?」

「任せる、好きにしろ」

「かしこまりました、ご主人様」


 ふぅ・・・全部丸投げしてしまった、大丈夫だよな?

 麻衣と夜巳が微妙な顔つきで、俺を見つめている。

 まぁ何かが起きた時は、俺の本体で丸呑みすれば、問題解決だしいいだろう。


「兼次ちゃんは、何をするの?」

「俺か・・・ん? やることが・・・な…い…な。

 何と言う事だ! これが、人工知能に仕事を奪われる、と言う社会現象か!」

「ダーリンてば、自ら望んで丸投げしてるけど」


 それから、46年分の溜まった映画を見たり。麻衣お勧めの漫画を読んでは、途中で放り投げたりして、くだらない1日が過ぎた。

 そんな夜、麻衣との行為を行おうと2人でベッドに入っていた。


「決めた! 暇なので、旅に出るぞ!」

「ついに異世界に行くのね! 早速準備しなくては!」


「前にも言ったけど、異世界とか存在しないからな? 行くのは何処かの惑星だ。ララに見つけさせよう、猫耳の住人が住む惑星をな!」

「おお~、犬耳のイケメン執事を手に入れるのね!」


 麻衣は、犬派か・・・

 そして、なにか妄想を始めたようだな。麻衣は、ニヤニヤしながら動かなくなった・・・


 そんな時、出入り口が開いた。夜巳が来ると思い身構えながら、天井に張り付ける準備を始めたが、夜巳ではなかった。

 そこに立っていたのは、ピンク髪赤目の女性。そう、テナ=シエルにそっくりな外見だ。


「テナ・・・か?」

「いえ、私です。ララです」


 たしか、作っていたテナの生身の体は、好きにしていいと言ったけど。


「もしかして、それが生体融合型ロボットなのか?」

「はい、研究は終えていたので。あとは作成するだけでした。

 そこで、性交渉のデータを取りたいので、ご主人様に協力していただこうかと」


 そう言うと、見た目テナのララが、着ている服を脱ぎ始めた。

 今回は生身の肉体なので、重要な部分もついている。

 そう・・・重要な部分が・・・股間に・・・


「まてまて、付いているじゃねーか! 俺にそんな趣味はない!」


 すぐさま、隣で妄想にふけっている麻衣を叩き起こす。


「行け麻衣! 任せた!」

「え? 何を? へ? テナ・・・・さん? なんで裸なの?

 ・・・っ付いてる付いてる! ちょっと兼次ちゃん、押さないでよ!」


「よかったな? リアルフタナリと裸の付き合いが出来て」

「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


グダグダの終わり方ですが、第1部完結です。

第2部へ続きます

目次TOP、タイトル上部のシリーズリンクよりお進みください。

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旧携帯の方は・・・自力でなんとか



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