その一 まずは設定を考えてもらおう
AIで小説を作るってどうなの?
適当な指示でもそこそこの小説ができるって本当?
そんな疑問にお答えします。
これは、2025年11月現在のAI(無料のChatGPT)に、依頼をぶん投げて小説を書いてもらい、「筆者が読んで満足する小説」にしようとやり取りがなされる様を記録したものである。
※ChatGPTさんの文章がほとんどなので、収益化チェックは外しています。
AIを使ったことがある人にも、よく分からない人にも、わたしとAIの会話を見ていただければと思います。
今回の目標は、2000~3000文字程度の短編小説を書き上げてもらい、それに私が満足すること。
はい、とっても個人的な感覚です。
読み手としては、それでいいと思います。
どうしても書きたいものがある場合は、AIに書いてもらうより自分で書いた方が早いので……。
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上記で挟んだ部分が、わたしとChatGPTさんとの会話です。
絵文字を使ってくるので、それは削除します。
では、気になる方はどうぞご覧ください!
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【わたし】
Web小説サイトへの掲載を考えています。
2000文字から3000文字くらいの、短編小説を書きたいです。
おすすめの設定を3つ考えてください。
【ChatGPTさん】
いいですね!
2000〜3000文字という分量なら、「印象的なワンシーン」や「感情の転換点」を描くのが効果的です。
完結性がありつつ読後に余韻が残る――そんな構成を意識すると、Web小説サイトでも読まれやすくなります。
以下、おすすめの設定を**3つの方向性(感情・世界観・テーマ)**から提案します。
①【現代×小さな奇跡】
タイトル案:「今日だけ、猫がしゃべった」
設定:
孤独なフリーライターの主人公。締切に追われ、部屋は荒れ放題。ある朝、飼い猫が突然しゃべり出す。
猫の言葉はどこかあいまいで、叱るようでも励ますようでもある。
会話の中で、猫が「昔飼っていた猫の魂」だと気づく。
朝日が昇る頃には猫は再びただの猫に戻り、パソコンの画面には書きかけの原稿が残る。
ポイント:
・現実世界に小さな非日常を挟む構成。
・感情の起伏を最小限に抑え、静かな余韻を演出できる。
②【異世界×一夜限りの邂逅】
タイトル案:「塔の上の修復士」
設定:
戦争で壊れた魔導塔を修復する青年。夜ごと塔の上に現れる幽霊の少女は、かつてこの塔を設計した天才だった。
ふたりは塔の修復を通じて少しずつ心を通わせるが、塔が完成すると少女は消える。
最後に残されたのは、彼女の手書きの設計図の端にある「ありがとう」の一言。
ポイント:
・短編でも「再生」と「別れ」のテーマを両立できる。
・情景描写を強調すれば、幻想的で印象的な読後感に。
③【近未来×心理ドラマ】
タイトル案:「AIが見た最後の夢」
設定:
介護AIとして働くアンドロイドが、老女の死をきっかけに“夢”を見るようになる。
自我を持たないはずのAIが夢の中で老女と再会し、「あなたはもう十分生きたのよ」と告げられる。
目を覚ましたAIはシステム上“廃棄処分”前の記録を削除するが、最後に残るのは「夢」というファイル名だけ。
ポイント:
・2000字前後でも哲学的な余韻が残せる。
・感情移入しやすく、SF的な要素を最小限に留めて情感を重視。
もし方向性(例:恋愛寄り/ホラー寄り/日常ドラマなど)が決まっていれば、
そのジャンルに絞って3案を練り直すこともできます。
どんなジャンルを想定されていますか?
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おっと、さっそくやらかしました。
わたしはハイファンタジーの短編を念頭に置いていたので、ローファンタジーやホラー、SFは念頭にありませんでした。
でも、どれも読み手の読書体験を重視しているようですね。
短編なら印象的なワンシーンがある方がいいとか、確かにその通りです。
そして最後に、どんなジャンルか聞いてくれています。
なので、次はテンプレ系ハイファンタジーをお願いしてみます。
※本文中の【ChatGPTさん】との会話は、OpenAIのAIチャットサービス「ChatGPT」との実際のやり取りをほぼそのままコピペし、前後に私の感想をつけています。
※絵文字は掲載できないため削除し、改行位置や空白行を修正しています。




