住んで──は?
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事情を説明して、面接者たちが帰っていき、店のまわりは再び静けさを取り戻した。
そして、その日の夕方──。
「あの、帳簿はこれです」
事務室にて。わたしが帳簿をシルスさんに渡すと、それを開いてパラパラと目を通す。
「はい。大体は理解しました」
数字の羅列から、経営状況を読み取るのがはやい。さすがは経験者。
わたしは頭をさげる。
「明日からよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
ということで。
「あとはわたしがやるので、皆さんもう帰って大丈夫ですよ」
そう言うと、マクマクさんとリフさんが互いに見合った。
ん? 何か言いたそう?
「マクマクさん、リフさん?」
「帰らない」
口火を切ったのはリフさんだ。
「はい?」
「俺たち、もうここに住んでるし」
少し顔を赤らめて何をおっしゃっているの?
というか、マクマクさんまで頷いて……。
住んでって……誰が──。
誰が──。
……。
バチンと頭の中で繋がって、火花が弾けた。
思わず手を二人に突きだす。
「ちょちょちょちょーっと待って! えっ、誰が、どこに!?」
「だから。俺ら、もう一緒にここに住んでるっての」
住んで──は?
「な、なにをどうしてそんなことに……」
激しく動揺しているわたしに、リフさんが深いため息を吐いてから、ポソリと零す。
「あんな姿で発見されて。俺たち旦那がここにいたら、すぐに気付けた案件だったろ?」
とても心配している、というのがリフさんの苦しい表情に出ていて、胸がギュッと痛くなった。
新しい旦那様、シルスさんがリフさんのほうを向いて眉根を寄せる。
「何かあったんですか?」
……ああ。よくわからないけれど、旦那様三人が集まって情報共有をしてらっしゃる。
そして、その共有を終えたシルスさんが、わたしを見て頷いた。
「それなら、わたしもここに住みましょう。人数が多ければ、夜間の交代制の見張りも可能です。不法侵入などがあれば、容易に撃退できましょう」
家主を差し置いて、何を納得して頷いたのかな、シルスさん。そして、見張り、撃退など冒険ファンタジーのような発言が突如として降ってきて、わたしは首を傾げた。
「ええと……」
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