ポカポカしたような……
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話しだせば、スルスルと言葉が出てきた。
婿募集ではなく、事務募集をかけていること。
国の内情を知らずに募集したことで、必ず婿をとらなければいけないこと。募集している皆様にも、自分が無知ゆえに迷惑をかけていることなどもろもろと。いや、わたし、思いのほか悩んでいたのかな。
頭の片隅で、彼の怒る姿を想像して謝るイメージトレーニングをしていたわたしだったけれど、怒るどころか彼は「なるほど」と、理解を示し、更には「それならわたしと利害が一致していますね」と、あっさりと状況を受け入れた。
あまりにスムーズすぎて、逆にわたしのほうが「え……」と、呆然としてしまった。
彼は苦笑いをして、抱きかかえられているわたしを見下ろす。
「……両親が早く婿に行けと煩いんです。その両親を黙らせる為にここへ来ました。ほら、似たようなものでしょう?」
「それは……」
「あなたは事務を募集しているし、わたしは両親を黙らせられる。どちらも恋愛感情は希薄だ」
つまり、この人はわたしに対して恋愛感情はないということかな。
花婿を純粋に募集している女性ならば、彼の態度は失礼極まりない態度だけれど、わたしにとっては、それはそれで気が楽かもしれない。
「あの、事務仕事のご経験は」
「実家が宝石を扱っています。そこの事務を手伝っていました」
きたぁ、経験者!
ピースがカチリとはまったように、わたしの胸は少し高鳴る。でも抑えて。もうひとつが重要だよ、わたし。
「ええと……もうひとつあります。わたし、男性が苦手でして。迂闊に近づくと悲鳴をあげることがあるかと思いますが、大丈夫ですか?」
「ああ。だから先程あのような顔に」
そう言いながら笑われるわたしの顔は、一体どのような顔だったのでしょうか。
彼は、瑠璃色の飴を溶かしたような柔和な笑みを浮かべる。
「かまいません。極力あなたに触れないよう善処いたします」
微笑んでいる彼が、突然ふはっとふきだして、少しおどけたようにわたしを見下ろす。
「とまぁ、自己アピールとしてはこのような感じですが、いかがでしょうか?」
その、なんともいえない優しい雰囲気に、触られているにもかかわらず、悲鳴はごっくんとお腹の中に消えた。
男の人は、大きくて怖くて虐めてくる。
そんな負のイメージをずっと持って生きてきたわたしだけれど、この世界のマクマクさんやリフさん、彼のような温かさに触れて、負のイメージに光が指したような、僅かに身体がポカポカしたような……。
ここまで読んで下さりありがとうございました!
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