これはもう祈るしかない
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わたしの言葉に、二人は顎が外れそうなほどにあんぐりと口を開けた。
真っ先にリフさんが、わたしの両頬をギュムリと挟む。
「なんでそんな募集かけたんだよ! 俺たちだけで充分じゃね?」
挟められて飛び出たアヒル口をパコパコ動かして、わたしは乾いた笑いとともに視線を逸す。
「いや、その……事務仕事をお願いしたら、わたしもキッチンやレジのお手伝いが出来るかなぁと思って……」
突如スイッチの入ったマクマクさんが、すっくと立ち上がる。
「取り消しましょう!」
この意見に、リフさんも強く賛同するけれど、さっき日付をきいたかぎりでは、もう手遅れなんだよね。
「今日の朝刊に、チラシをはさめるようお願いしたので、もう……明日が面接日です」
アヒル口をパコパコさせて、ごめんなさいを言えば、リフさんは落胆したように挟んでいた手を離した。
マクマクさんとリフさんは項垂れて、地球の内核を貫通しそうなほどの深い溜め息を床に落とした。
しばしの沈黙。
暖炉の薪がパチパチとはぜる音が、やけに響く。
その場に蹲踞したリフさんが、くしゃりと前髪をかき上げる。
「全員面接で落とすっつーのは?」
椅子に座って腕組みをするマクマクさんが「ダメだ」と、かぶりを振る。
「花婿の募集をしておいて、花婿を全員落とすのは、ミハルちゃんの体裁を考えてもマズイと思う。悪評がたたないとはいえない。店をかまえてる以上、悪評は致命的だよ」
そういえばマクマクさん、たしか試験のラストにいたよね。あのとき、みんな不合格にしていたら……と考えると、ぶるっと背筋が凍った。
わたし、知らないうちに薄氷の上を歩いていたのね。
リフさんが、わたしの両二の腕に手を置き、「とにかく、一番まともそうな奴を選べよ!」
と、わたしをガクガク揺らした。
あうあうあう。
一番まともそう、て……。
これはもう、面接にまともそうな人が来てくれることを祈るしかない。
「とりあえず。僕達もいるから、ミハルちゃんは、今日一日ゆっくり休んでね」
「う、うん……」
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