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事後報告でもいいよね?

いつも読んで下さりありがとうございます!

更新はだいたい夜中ですが、不定期となっております。


少しでも更新できるよう頑張ります!


このような拙い文章ですが、評価して下さるかた、ブクマを外さずにおいて下さるかた、本当にありがとうございます! 心の栄養剤です!

完走できるよう頑張りますね(*´ω`*)

 事務室で椅子に座り、ひたすら作業に明け暮れる。

 売上の集計。仕入れ数の割り出し。明日の段取り。本当にやることがいっぱいだ。

 最近では、調理場の清掃はマクマクさんが担当してくれている。そして、売り場はリフさんが。

 石窯の後始末や薪運びなんかは二人でしているらしく、わたしは事務仕事に集中出来るのでありがたい。この仕事量を持ちながら現場にも出るとかって、なかなかに大変だったりする。

 それでもパン作りはなんとか自分も行っているけれど、始めの頃よりは、パンに触れる機会は減ってしまっているかもしれない。

 パンを作ることが好きなのに、事務ばかりだから、手の中が少し寂しいというかなんというか。

 事務の人を一人雇うといいのかな。そのぶんわたしもみんなを助けられるし。現場に長くいられるし。

 募集……勝手にしていいかな。前にバイト募集する際に、一人だけって言ってたから、マクマクさんに反対される? もしマクマクさんに反対されたら、誰も雇うことが出来なくて、わたしずーっっと、事務仕事ばかりで、大好きなパンに触れる機会がどんどん遠のいて……。

 そう思うと、なんだか無性に腹が立ってきた。

 ってか、ここわたしのお店だよね? そもそもお伺いたてる必要ある? なんなら事後報告でもいいわけだよね?

 思い立ったが吉日。

 わたしは『バイト募集』のチラシをさっと作って、新聞社に持っていってもらう為に連絡猫を呼ぶ。

 窓にピョンと現れた黒猫の首輪についている筒の中に、チラシと代金を入れて、報酬として魚の缶詰を食べさせる。食べ終わった猫ちゃんが、ミャアと鳴いて、窓から飛び降りて走り去る。

 電話やメールがあれば直接やりとりできるのに、と、もどかしい気持ちもあるけれど、猫の運び屋というのも、癒されてまたいいものだ。

 今度こそ女の子くるかな? でも、また男性ばかり?

 わたしは首を左右に振って、良くない妄想を掻き消す。

 いやいや、あきらめてはいけない!

 目指せ女子会……は、言いすぎかもしれないけど。

 わたしは、女の子との会話にあこがれていた。学校ではうまく会話が出来なかったけど、今度こそ、この世界ではちゃんと友達関係を築いていきたい。

 もし女の子が来てくれたら、ちゃんと話せるかな?

 この世界の女の子というと、迷子の女の子くらいしか見たことがない。あとは、見たことがないけど、マクマクさんのたくましそうなお母さんとか? この世界の女の子がどのような感じなのかはまだよくわからないけれど、この世界の男性は、わたしのいた世界の男性よりも優しいように思う。だから、男の人には怖いイメージしかなかったけど、違う人種もいるんだな、と最近ではそう思うようになった。まぁ、距離感はだいぶ変なんだけど。


 しばらく事務仕事をしていたので気付かなかったけれど、家の中が静かになった。

 マクマクさんとリフさん、帰ったのかな……。

 時計を見ると、夜の九時を回っていた。

 時間を認識したら、お腹が空腹のアラームを鳴らした。

 リフさんのグラタン、食べたいな……。

 仕事を切り上げて部屋を出ようとしたら、窓をカリカリする音がした。黒い連絡猫ちゃんが、爪で引っ掻いていた。

 鍵を開けて室内に入れる。

 黒猫ちゃんがぶら下げている筒の中に紙が入っていて、紙をひらくと、新聞社からの返事だった。

 明日の新聞には間に合わない為、明後日の朝刊にチラシを入れる旨のことが書いてあった。

 今度こそ、女の子が来ますように。

 わたしは黒猫ちゃんに寝床を作ってあげて、部屋を出た。


ここまで読んで下さりありがとうございました!

こまめに更新頑張りますので、また読んで頂けたら幸いですm(_ _)m

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