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リフさん

いつも読んで下さりありがとうございます!

更新はだいたい21時〜22時前後を予定しております。


ブクマ増えて嬉しいです!

ありがとうございますm(_ _)m


ブクマ、いいね、評価、とても力をいただいています。ありがとうございます(*´ω`*)

 赤茶色のゆるいパーマをかけたような長身と、透き通るような同色の瞳を見て、わたしは「あっ」と声を出す。

 そうだ。前にオープニングキャンペーンのクッキーを渡して、お礼を言ってくれた人だ。

 その彼がわたしに笑いかける。

「俺の名前は、リフ・ロベルト。よろしく、店長!」

「ふぉ!?」

 慌てて口を押さえる。

 か……かっっるいなぁ。

 若そうだし、学生さんなのかな? ファーストフード店でバイトをしてそうなイメージだ。

「よ、よろしくお願いします」

 テンポに動揺しながらもなんとか頭を下げて、試験に入る。


 しかし、わたしのイメージを裏切るように、彼……リフさんの正確な価格把握やそれによるレジ打ちさばきは見事だった。ついでに話術も上手い。作業をこなしながら世間話なんかのアドリブも入っていて、思わず引き込まれた。

 その間リフさんはわたしをジッと見てくるけど、わたしがその視線から目を逸らすのはどうかご愛嬌と思ってほしい。さっきのもうひとりの人の対応に全ての気力を奪われてしまって。

 アモーレのせいで鳥肌おさまらないのよ。

 リフさんの試験が終わったと思いきや、そのアモーレが待ってましたとばかりにこちらへ来た。ああ、インパクト強すぎてもう終わったと思ってた。そうだ。この人の試験はこれからだった。

「それでは次に──」

 アモーレの名を口にしようとしたとき、景色が一瞬歪んだ。とっさにわたしの腕を掴んでくれたのはリフさんだ。

 掴まれて思わず「ひっ」と悲鳴があがる。マクマクさんは多少慣れたけど、やはりこんな近くに異性がいるのは少し怖い。

「大丈夫か?」

 なんだコイツ、と思われたかもしれない。申し訳ない。

「は、はい」

 多分、苦手なものを一度に摂取したことでのキャパオーバーなんだろうと思う。

「少し休んだほうがいいんじゃね?」

「……」

 わたしを掴んでいる手が温かい。

 この人、心配してくれているんだ。

 あ、いやいや。面接に来た人を心配にさせてどうする。

 わたしは、さりげなくその手を外してへらりと笑う。

「いえ。もう少しなので、頑張れると思います」

 リフさんがひとつ息を吐いて、わたしの頭を雑に撫でた。

「ったく。無理すんなよ?」

「は、い。あ……りがとう、ございます?」

 わたしは、撫でられた頭をさわさわする。

 この人との距離感って、何だか同級生のようだな。まぁ、わたしにそのような同級生はいなかったけど、周りの人たちのやりとりをなんとなく見ての感想かな。


「どいてくれたまえ」

 と、アモーレさんがリフさんの肩にあきらかにわざとぶつかって面接を交代した。

 この人はちゃんと出来るのか心配で仕方がなかったけれど、意外や意外。リフさんにも劣らぬ早さと正確さだ。わたしが感心していると「もっと近くで見るかい?」と、鼻息荒く言ってくるので、丁重にお断りをした。

 アモーレさんの面接も無事終わり、次の人たちに声をかけようと、ドアノブに手を置いたときだ。 

「麗しの姫君よ」

 アモーレさんが後ろから声をかけてきた。

 誰が麗しの、だ。本当にやめてほしい。

「あの、その呼び方やめていただけ──」

 振り返りざま、わたしはアモーレさんに肩を掴まれた。どんな状況であるかを理解するよりも早く、わたしの前に影が出来てアモーレさんの顔が、否、唇が押し付けようと目の前に──。


ここまで読んで下さりありがとうございました!

こまめに更新頑張りますので、また読んで頂けたら幸いですm(_ _)m

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