バイト募集します!
いつも読んで下さりありがとうございます!
更新はだいたい21時〜22時前後を予定しております。
く、苦しい!
わたしはぎゅむぎゅむになった狭い店内で、パンの入った籐籠を落とさないよう、必死に抱え込む。
今度から人数制限をしたほうがお互いのためかもしれない。
パンを棚に置いて、なんとかレジに戻ってくる。
マクマクさんが対応してくれているけれど、チラリとキッチンを見れば、作りかけのパンがどこか寂しさを醸し出していた。
わたしたちは会計と袋詰めで分担しつつ、とりあえずマクマクさんに訊いてみた。
「マクマクさん」
「なに?」
「この混雑って、いつまで続くと思います?」
あははと苦笑しつつ、マクマクさんはレジの合間に答えてくれる。
「王室御用達だし、このまま恒常的に混むんじゃないかな」
ふお!
驚いて、わたしの口が、鳥が口を開けたような形になった。鳥さんあんぐりだ。
いま、恒常的にって言った。常に混みますって。
「この混雑、ちょっと危ないから整列させてくるね」と、マクマクさんはレジをわたしに任せて、ひしめく店内へと向かった。
ちょっと大変だけれど、お店がこうして混むことはとても恵まれていること。でも、手狭なお店がさらに手狭になって、レジをしたり行列の整列にマクマクさんをとられるのは、経営者として少し考えないといけないことだ。
ようよう朝ラッシュが落ち着いた頃、わたしは頭の中で出た結論をマクマクさんに伝えた。
「ということで、新たにバイトを募集することにしました!」
「えっ!?」
マクマクさんの口が、鳥さんあんぐりになった。
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