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おーん




113話になります!!


今日1回目の投稿になります。


ではどうぞ!











「うーっし、今日も特に何も無く暇だったな」


本日は特に何事も起きず、6件ほどの魔物増加傾向を処理しただけで時間は過ぎて行った。


時間は流れ6時30分。


ヴァーチュが勤務終了にすると口にする。


「んんーっ、今日も特に何事も無くて良かったね...」


クジラが大きく伸びをしながらヴァーチュに対して言う。


「最近はずっとこんなだから暇すぎんだよなぁ...。たまにはとてつもない事件が起きてもいいんじゃねぇか?魔神が仲間引き連れて街を襲来してきたり」


「いやいやいや、僕は絶対に嫌だよ!?そんなアクシデント!」


ヴァーチュは、最近の平和すぎて時間の流れが平坦なこの仕事に、軽く飽きが来ていたようだ。


そのせいで、現実になったら絶対にダメな事を発言し、クジラがそれに反論をした。


「わっはっは!冗談だぜ!もしもそんな事が起きちまったら街どころか国が滅ぶ可能性もあるぜ!」


結構真面目な顔して言ってた様な気もするが、先ほどの発言は冗談のようだった。


クジラはさっきから色んな意味でヒヤヒヤしっぱなしである。


「そんじゃ、俺は帰るぜ。明日は遅れんじゃねぇぞ!?」


「わかってるよ!それじゃあね!」


ブゥゥゥゥン


ドシュウウウウ


空間の歪みと、暗黒の空間がそれぞれ2人の前へ広がった。


「さて、このまま帰っても面白みないから迷宮入り口から歩いて帰ろう」


クジラはふと思った気まぐれにより、迷宮入り口へ空間移動をして、そこから歩いて帰ることにした。















「〜〜〜♪」


クジラは、探検がてら見る限り他の通行人がいない路地にて、口笛を吹きつつ歩いていた。



おーん


おーん


おーん



「っ!?何だっ!?」


どこかから、謎のしゃがれた声が響き渡り聞こえてくる。


おーん


おーん


おーん


「え?え?何この声怖い!?」


ポンッ!


クジラは軽くビビりながら辺りをキョロキョロとし始める。


いつの間にか、クジラの愛用武器になっていたバットを具現化するのも忘れない。


今回は金属製だ。


ちなみに前回の木製バットは、リーシャの一太刀を受けたことによりお釈迦になったので、26層にてポイ捨てしたみたいだ。


今頃は、好奇心旺盛な魔物に持って行かれたか、木もわからない魔物が、間違えて食べたであろう。


木なので食べても問題ないはずだ。


問題があっても魔物が一匹迷宮から消える。ただそれだけの話である。


おーん


おーん


おーん


「んー...?どこからだ...?」


クジラはよく耳を澄ませ、声の元を探る。


「...こっちだね!?」


声がする大体の方向を断定し、その方向へと聞き耳を立てながら、着実に向かって行った。








この、何と無くで動いた行動により、まさかあんな事に巻き込まれるとは、まったく思っていなかったであろう。












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