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89/2000

勤務時間ってさ...

112話になります!


本日2回目の投稿です。












「そういえばさ、夜の魔物が強くなって迷宮探索者の入場が規制されるのって朝4時までだよね?」


クジラがふと何かを思ったのか、質問をする。


「ん?そうだがそれがどうかしたか?」


ヴァーチュは突然どうしたのか?という顔をしながら答える。


「それで、僕達の業務開始は約10時だよね?」


「そうだが...?それがなんだ?」


「4時から10時までの間に、普通の探索者が来て魔物が減少したりって事は無いの?」


「あぁ、それが聞きたかったのな。

4時から9時までの5時間は都合で迷宮を一旦締めるって聞いたな。

そのくらいの時間締めなければ、休まずにずっと迷宮を突き進み続ける頭のイカれた探索者がでるらしいからな。

ちなみに朝4時超えると、迷宮の自動システムで入り口の石碑に強制送還されるぞ。

それから、午後6時を超えると夜間用の特殊な札を持ってない奴が強制送還されるはずだ。」


ヴァーチュが細かい迷宮の仕組みまで詳しく説明してくれる。


「成る程。それで9時から10時までの1時間は?」



「9時から10時の1時間で危ないとこまで減少させるのは、物理的に無理だ。

だから、迷宮管理の仕事は10時から6時、一応6時30分までは必ず迷宮管理層で待機。

ということになってるんだ。まぁ、実質9時間の勤務だな。」


「へぇ、時間に関してはしっかりとした理由で組まれてたんだね。(かなりホワイト企業だよなぁ...)」


クジラは勤務時間についての疑問が解決したようであった。


「そういや、ヤヨイとリーシャは何時間くらいで、危ういとこまで魔物を減少させたんだ?」


ヴァーチュはそういえば...。と切り出し、2人の魔物殲滅騒動が気になったようで聞いていた。


「うーん、確か2時前くらいにあれが起こったんだよね。多分2、3時間ほどじゃないのかな?」


クジラも彼女ら2人が、何時頃から迷宮にいたのか聞いていなかったので適当に答える。


「午前は店やってたって聞いたから、そのくらいが妥当か。

普通、力がある奴は低階層で狩りなんてしないから、今回みたいな前例が無かったんだよな」


「前例が無いって事は、普段ってどういった時に警報音鳴ったりするの?」


クジラは過去にどのような事により警報音が鳴り響いたのか尋ねる。


「過去に警報音鳴った時は全部、昔に伝えられていた魔王と同じ思想を持った魔族のクソジジイが、迷宮乗っ取ろうとした時だな。だが、もうここ5年から10年近くは鳴ってなかったんじゃないか?」


「もちろん全部撃退したんだね?」


「あぁ、しばき上げて邪神のおっさんに引き渡してやった」


「うわぁ...その悪者側が可哀想だなぁ...」


クジラはヴァーチュの強さをある程度理解しているつもりなので、悪者側が可哀想だなぁなどと思っていた。


「奴らも自業自得ってやつだ。やっと平和になった世界の秩序を乱そうとしたんだからな」


「まぁ、そう言われればそうなるね...」


「ろくにまともに歳重ねずに、魔法だけは無駄に使いやがって。本当そういう輩には嫌になるぜ」


ヴァーチュは過去に退治した悪者を思い出して顔をしかめていた。


「今度からは、警報音が鳴った時にしっかりと駆けつけられる様に、呼び石を用意したから安心してくれな!」


そういってヴァーチュは、ポケットから前日にクジラへ渡した鉱石と同じような物を取り出した。


どうやらあの鉱石の名は呼び石というらしい。


「はぁ、次からはパニックにならないですむよ」


クジラは、その呼び石と呼ばれる鉱石を見て、ヴァーチュの言葉を聞いて安心していたみたいだ。


だが、


「(話聞いてて思ったけど、あの警報音が悪者の侵入とかじゃなくて本当よかったなぁ〜...)」


その安心よりも、警報音が最悪な自体を招くような輩の侵入では無かった事にホッとしていたようだった。


























あらすじを新しく書き直しました!


やはりパッと見て面白そうに工夫しないと読者様に閲覧して貰えませんからね。(新しいのも面白そうに見られるか少し不安ですが...)


少しでも読んでくださる読者様が増えてくれると嬉しいです。


古いあらすじは消すのが勿体無かったので、1章の間話の前に追加しておきました。


それでは次回でお会いしましょう!

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