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だめだこりゃ

107話になります!!


本日1回目ですね。


ではどうぞ!!










「ふぃ〜、疲れたー...」


どさっ、とクジラは、リビングに敷いてあるカーペットに、崩れるように寝っ転がる。


「私達が見てる限り、殆ど仕事して無かった用に見えたけどそんな疲れたの?」


リーシャは、2人が来てからは1度も仕事いう仕事をしていなかったクジラとヴァーチュを見て、そう思ったようで聞いた。



「仕事は別に対した事ないと思ったよ。仕事の前に魔王理事会って所に行ったんだけど...」












クジラは、今日あった邪神との対決、魔王術の会得、初仕事の事、色々なことをリーシャとヤヨイに話した。


2人はそれを、終始うんうんと相槌をうって聞いていた。


邪神の話をすると、リーシャが興味津々といったように目を輝かせた。


「クジラ、邪神と戦うって一国の勇者並みの強さが無ければ普通は即死だよ?」


「そうだよね、僕もヴァーチュのパワーレベリングが無ければ一瞬でやられてたと思うよ」


クジラは朝方の戦闘を思い出しながらそう言った。


「(多分邪神のおじさんはあれでもかなり手加減してたんだろうなぁ...)」


クジラは、今になって思い返せばそうだったな...。


と、感傷に浸っていた。


「それで、戦った後に実力を認められてヴァーチュと同じ力を貰ったのね?」


「うん、それであってるよ。

...まぁ上手く使いこなせて無いんだけどね。」


クジラは掌に淡く闇色に燃える球を作り出す。


それは今にも消えてしまいそうな脆さを持った球であった。


「いいなぁ〜、まだ使えなくても、私は普通の炎の魔法しか使えないから羨ましいよ」


リーシャが、対抗するように掌に轟々と赤く燃え盛る火の玉を作り上げる。


それはクジラの闇炎とは違い、脆さを感じさせない力強い勢いで燃え盛っていた。


「へぇ...、昨日使えるような口ぶりしてたから使えるとは思ってたけど、炎魔法使えたのね」


ヤヨイは、リーシャが魔法を使うのを初めて見たようで、マジマジとリーシャを見つめた。


「えへへ、でもあまり実践には向かないから使う事は殆ど無いかな?」


「でも使えば使うほど精度とかも上がるんでしょう?」


「そうなんだけどね...。剣に魅入られちゃったみたいで...」


どうやら彼女は、剣を使いたくて使いたくてしょうがないらしかった。


「使えるのに使えないなんて勿体無いわね。私に譲って欲しいわ」


ヤヨイは魔法を使ってみたいらしいようで、2人を羨ましく思っていた。


「ヤヨイは使えないの?」


リーシャは単純な疑問をぶつける。


「幽霊は、存在が霊力で縛られてるから、魔力は会っても使えないっぽいのよ。だからわたしには無理ね」


ヤヨイは、珍しくしょんぼりとした表情を見せた。


「まぁ、わたしはその分、超能力に近いような事が出来るから魔法が使えないのはちょうどいいハンデなのかしらね?」


しかし、すぐに立ち直り、自分の能力を誇り、えへんと胸を張る。


クジラは、ついついその強調された部位を見てしまい目を逸らす。


リーシャは、そんな事をしているクジラを見てむぅと頬を膨らませ、胸を張ろうとしたが、自分の胸をペタペタと触り、落ち込みながらヤヨイを睨んだ。


「ぶふっ!」


そんな2人を見てヤヨイは吹き出した。


「「何故笑うの!?」」


2人は、2人して自分の行動がバレテいないと思っていたので、つい同時にヤヨイをつっこんでしまう。


でも、クジラの行動はリーシャとヤヨイにバレバレで合ったが、


リーシャの行動はクジラにはバレテいなかったようだ。


「クジラは初々し過ぎ、リーシャは行動がアホすぎよ!まさか、親の仇を見るように睨まれるとは思わなかったわ」


ヤヨイはひとしきり笑った後にそう言った。


クジラは


バレていた...だって!?


と軽く焦り、


リーシャは


いつかは大きくなるもん!


と軽く目尻に涙を貯めながらヤヨイに言った。



「ハイハイ、わかったわよ。とりあえずあんた達はそろそろワンステージ上に行ってもいいんじゃないかしら?」


「な、何の話かな?」


クジラはヤヨイに言われた事の意味がわかったが、知らぬ存ぜぬを通した。


「私も何を言ってるかわからないよ?」


リーシャはヤヨイの言葉の意味が全くわかってなかったようだった。


「はぁ、だめだこりゃ...」


ヤヨイは額に手を当てて、ため息をついた。


2人の進展はまだまだ先のようである。













ヴァーチュをヴァーチェと間違えて表記している部分が14カ所ほど見つけましたので8話ほど誤字修正しました。


ヴァーチェじゃないです。


ヴァーチュです。


混乱させて本当に申し訳ございません。

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