拗ねた!
6章240話になります!
本日1回目の投稿です!!
それではどうぞ!!
ワブッ!?
あちち、少し温度が高めなんだね。よいしょっと...、おぉ〜、暖かい...。
「ほえ?クジラとリコの声がした...?」
リーシャは完全に腑抜けた顔で、気持ち良く温泉に浸かっていた。
だが、クジラとリコらしき声を聞き、柵で遮られている男湯の方を向きながら耳を疑う。
あぁ〜...、心が癒される〜...。
ワフフッ。
「あぁっ!!やっぱりいる!!クジラァ!私だよ!」
もう1度聞こえたクジラ達の声が、今度こそしっかりと聞き取れた為、柵の向こう側にクジラがいる事を確信して、大きな声をあげた。
「やぁ、くつろいでる?こっちは入ったばっかりだけど最高だよ〜」
『ワフ〜』
柵の向こう側からは、クジラとリコの気が抜けたゆるい声が聞こえてくる。
「というか、なんでクジラ達はここにいるのっ!?」
リーシャは、柵で隔てられているが、それでも数メートル先にクジラがいる為、とても嬉しいみたいだ。
姿は見えないが、声だけでご機嫌だとわかるほどの明るい声で、クジラにどうしてこの場所にいるのか聞いた。
「リーシャはさっきまで、かなりお酒飲んだせいでベロンベロンな状態で寝てたのに、家に帰ったらいなかったから、心配して探してたんだよ。それで、足跡見つけたから足跡を追ってきたら、ここに着いたんだ。だからついでに温泉に入らせてもらったんだ」
クジラはそのように自分とリコがここにいる理由を話す。
「えへへ、ごめんねクジラ。でも、クジラだって少し悪いんだからね!私が寝てる時にどこか行っちゃうのはダメッ!起きた時、すっごい寂しい気持ちになってたんだよっ!?」
リーシャは軽く謝った後、起きた時の気持ちについて必死に語った。
「ごめんね?3時間くらい眠ったら寝覚めがシャキッとしてたから、どこか行きたい気分だったんだよ」
リーシャの必死な熱弁を聞き流して軽く詫び、クジラはどうしても外に出たかったと話す。
「むぅ、私を抱き枕にしてもう1度眠るって選択肢は無かったの...?」
リーシャはぷくっと頬を膨らませながら私よりも外なのと聞く。
まぁ、頬を膨らませて怒ってるアピールをしても、柵で隔てられた場所にて会話をしている為、何の意味も無い。
「ごめんねリーシャ。ちょっとショックかもしれないけど...、酒臭くてあまり近くに居たくなかったっていう気持ちもあったかな?少し...、ほんの少しだけだよ?」
クジラは、先ほどまでとは違うとても申し訳なさそうな声を出しながら、リーシャよりも外を選んだ理由を話す。
本当にリーシャの匂いが酷かったらしい。
「ほぇっ!?酷い!酷いよクジラッ!!もういいもん!私は拗ねた!話聞いてあげない!」
チャポン
軽く拗ねた様子の声が聞こえたと思ったら、温泉の頭を沈めたような音が聞こえた。なんというか、行動のひとつひとつが可愛らしい。
「うーん...、やっぱり臭いとかは女の子に言う言葉じゃないな。風呂上がったらベタ褒めしてなんとか機嫌良くしてあげよう」
クジラは、リーシャの行動に笑みを浮かべながら、風呂から出たら色々と良くしてあげようと決めるのだった。
近くなってきたので、軽く1話投稿になる日にちを記しておきます。
おそらく、6日後から4〜5日間、1話投稿になると思います。
前日にもう一度おしらせします。




