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ビックリ仰天。

104話になります!!


本日2回目の投稿です!!


それと、今回はリーシャちゃん視点になります!!


それではどうぞ!!




「うぅん...。」


あれ?私はいつから寝てたんだっけ?


いや、違う!


変な人に私の剣を取られてそれから...!!


「ヤヨイ!!」


私が倒された後ヤヨイがどうなったのかと思い咄嗟に叫ぶ。


「あ、起きたわね?」


ちょっと遠くからヤヨイの声が聞こえる。


あれ?この真っ白な部屋、何処?


始めて見る場所だ。


私はきょろきょろと辺りを見回す。


そしてある事に気づいた。


まず、私がベッドに寝かされていた事。


そして...。


「や、やぁ?目が覚めた...?」


「なんでクジラが隣でねてるの!!??」


私は突然の事に驚き戸惑った。


「これには深い訳がっ!!」


クジラは横でわたわたとしながら必死に弁明している。


なに!?一体何をしようとしてたの!?


もしかして私を...///


いや、落ち着け私。そんなはずはない。


クジラは絶対そんなことはしないはず。


しかもヤヨイもすぐそばにいた。


なら、思いつく事は1つ。


「ヤヨイ!クジラに何を言ったの!?場合によっては怒るよ!?」


こういう時は、ヤヨイが裏で何かをしたに違いない。


うん。絶対にそうだ。


「うふふ、確かにわたしがクジラに吹き込んだかもしれないけど、結局断らないで行動に移したのはクジラ本人よ?」


「うぐっ...」


クジラは何とも言えない顔で押し黙ってしまう。


これはほぼ確定で私が寝てる間にクジラを脅してるね...。


何を脅すネタにしたんだろう?


それはそうと、クジラを解放してあげなきゃ!


「ヤヨイ!やっぱヤヨイが脅してるんでしょ!?」


「わたしは知らないわよ〜♪」


ヤヨイは、フフフーンと鼻歌を歌いながら、私の発言を否定した。


むむむ、口戦でヤヨイに勝てる気がしない...。


それならば、


「とっ、とにかく!クジラ虐めたら私が許さないんだからね!!」


私は強引に話を締める。


「ふふっ、とりあえず今回はこれで許してあげるわ。クジラ、リーシャには感謝するのよ」


「ほっ...。リーシャ、ありがとね」


クジラが、心底安心したような表情で、ニコッと笑い私にお礼を言ってきた。


ドキンッ!


な、なんか凄いドキドキする...!?


「おやおやぁ?リーシャさんどうかしたかしらぁ?顔が赤くなってるわよぉ〜?」


ヤヨイが私の表情を見て悪い笑みを浮かべながら言ってくる。


いつもは頼りがいあるのに、こういう悪ノリしてる時のヤヨイは溝に重いの一発入れたくなるほどムカつくんだよね...。


私は優しいので、流石にそんなことはしない。


それにしても私の顔がまだ発熱して赤い気がする。


うぅ、早く火照りよ治まれ。




...そういえば宿屋のおばちゃんは、私がクジラにアタックかければ絶対に成功するって言ってた。



私も、クジラの事は好きだけど、


もしも否定されたら、その時が怖い...。












「リーシャ?黙り込んじゃったけどどうかした?」


クジラが私の隣で心配そうに声をかけてくる。


「あっ!?なんでもないよ!!ちょっとヤヨイをどう打ち倒そうか考えてただけだから!」


私は適当な理由を付けて答える。


「そう?なら良かった。ヤヨイもリーシャにはちょっとは手加減してあげなよ?」


クジラは私が返答すると安心したように返事をして、ヤヨイをとがめようとする。


「あら?そんな事言えるほどの立場にいるのかしら?...言うわよ?」


ヤヨイはクジラに上からな態度で言う。その後に近寄ってきてボソッとクジラに耳打ちしていた。


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい本当にごめんなさい許してください」


クジラがヤヨイに対して全力で謝り倒し始めた。


何を言ったんだろ?



思ったけど、もしかしてクジラは、ヤヨイが好きだったりしないよね...?


こんな風に2人を見ていると時折そんな事を考えてしまう。


でも、私は絶対に譲れない。


「ヤヨイ!そのくらいにしてあげてよ!」


私は少し恥ずかしかったが、クジラの腕に抱きつく。


私はもう、異性を想うと頭の中には、クジラ以外誰も考えられないから。


だから、いつかはこの思いを伝えるんだ。


私は心の中でそう決意する。











ふと、別の先ほどまでは誰もいなかった方から声がする。


「おーいクジラー!!しっかりやってたかー?...ん?お前ら来てたのか?」


私が心で決意をすると、そういえばこの部屋に居なかったヴァーチュが現れた。







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