到着!!...早いね。
95話になります!
今日1回目の投稿です。
それではどうぞ!!
「おっ!来たな!おーーい!!クジラーーー!!!ここだー!!!!」
迷宮へと辿り着いたクジラに対して、ヴァーチュが大声で叫びながら手を振っていた。
「ちょっ、周りの人が見てる見てる!」
入り口の兵士や、迷宮探索者が一斉にクジラとヴァーチュをチラチラと見始め、クジラはその視線を感じ取りヴァーチュを静めようとする。
「わっはっは!周りなんか気にすんな!そんな事より早速行くぞ!」
「いや、気にしようよ!?
...まぁいいや。とりあえず、ここで空間移動すると、人の目を余計に引くから2階層に行こうか」
「まぁそうだな!よし、1分以内に1階層攻略しようぜ!」
ヴァーチュは、クジラの提案を飲み、1階層を速攻突破するよう宣言した。
「うん、1階層なら30秒でも行けると思うよ、それじゃあ行こうか!」
「おう!ボス部屋まで競争な!」
ヴァーチュが競争と言った瞬間、迷宮の入り口に突風が吹いた。
吹きやむ頃には入り口周辺にいた2人の姿が無くなっていた。
「わっはっは!俺の勝ちだ!!しかしクジラ!お前も俺の全力に着いて来るとはなかなかやるじゃねぇか!!」
「...ハァハァ、あまりの速さにっ、ついて行くのが、精一杯だったよ(距離が短いからギリギリ着いて行けたってところか...。これがレベル差なんだな...)」
クジラは肩で息をしながら返答した。
「おいおい、こんなんでくたばってたら後々キツイぞ?」
「体力つけるよう頑張るよ...」
「そんじゃ、魔王理事会本部へと飛ぶぜ!」
「うん、了解」
クジラは慣れたようにヴァーチュの作り出した闇の空間へと入って行った。
「よし、着いたぜ!!やっぱ遠いからここまで行くのに時間かかるな...」
1分ほど闇の空間へ入っていると、ヴァーチュがそう呟く。
空間移動は距離によって到達するのに掛かる時間が増えるみたいだ。
2人は、荒野の真ん中にポツンとある大きい屋敷の前にいた。
「うっし、ここが魔王理事会本部だ。まぁ、基本気のいい人ばっかだが、一応年配の奴が多いから気をつけろよ?」
珍しくヴァーチュがクジラへまともな事を指示する。
「わかってるよ。流石に敬語は使うよ」
「ああ、それでいい」
ヴァーチュは、屋敷のドアの前にたった。
「それじゃあ中入るぞ?心の準備はいいか?」
「うん。僕は大丈夫。というよりヴァーチュが先に行って話通したりしなくていいの?」
「は?別にそんなめんどくさい事しなくていいだろ。そんな事より中入るからな!」
やはりヴァーチュは適当であった。
ガンッ!
ヴァーチュが扉をあげようと手をかける瞬間、扉は開いてヴァーチュの額にぶち当たった。
「あ?なんじゃ?...ちっ、ヴァーチュか。今日は何のようじゃ?」
扉の奥には、初っ端から悪態着く老人口調のおじさんがいた。
畜生、スマブラが発売したせいで書き溜めていたもの全て消費してしまいました...。
少しゲーム時間を抑えなければいけませんね...。
皆さんもやり過ぎると他の事に手が回らなくなってしまうので気をつけてください!
それと、毎日更新はしっかりとするので安心してください。
そんなわけ次回お会いしましょう!




