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虫キラー

76話です!


それではどうぞ!!



「よしっ、ここの広間が3層最奥地みたいだね」


「そうだねクジラ。1、2層も最奥地は広間だったから今回もそのはずだよ!」


「でも、ここから見る限りフロアボスがいないわよ?」


3人は3層最奥地手前にいるようだ。


しかし、前層は手前にいる時点でフロアボスが見えていたが、3層はそのフロアボスが見当たらないみたいだ。


「僕が始めに最奥地に踏み込むから、2人は臨機応変に対応出来るよう準備しててね」


「「了解()」」


クジラが、先に行くと宣言すると2人は、返事をして武器を構え敵に備えた。


「それじゃ、戦闘開始だよ!」


クジラが片手にレーザーガンを構え、ダッシュで最奥地へ踏み込んだ。


『キシャァァァァァアアア!!』


天井から、巨大な蜘蛛が糸を垂らしながら降りてきた。


「うわぁ...。気持ち悪っ...」


クジラは蜘蛛を一目見て呟いた。


「きゃああああ!!蜘蛛よ!クジラ!潰しなさい!!」


「潰すのは無理かなぁ...」


ヤヨイは蜘蛛を見た途端、急に慌て出した。


本当に虫全般が駄目なようだ。


巨大蜘蛛にナイフが10本突き抜ける。


蜘蛛は、前のフロアボスよりかは装甲が柔らかいようだ。


「たかが蜘蛛ごときがわたしの前に出るんじゃないわよ!!」


ヤヨイの霊力操作ナイフにより、蜘蛛の体は穴だらけになっていき動かなくなるとすぐに消えた。


前層で言ったよう、本当に瞬殺であった。


「(ヤヨイがいれば、虫系の敵はどんなものでも勝てるんじゃないかな...?)」


クジラは悟った。


「ふん!虫なんて全滅すればいいのよ!」


ヤヨイはぷりぷりと怒っている。


「お、落ち着こヤヨイ?ね?」


それをリーシャがなだめているようだ。


「なんか凄い珍しい光景だね...」


クジラはそれを見て和やかな顔をしていた。


「さぁ!安全圏内でちょっと休憩したら4層行くわよ!」


今回もヤヨイは1人でさっさと上の層へ上がっているようだ。


「リーシャ、置いてかれるからさっさと着いてこう...」


「そ、そうだね...」


クジラとリーシャの2人も、苦笑いでヤヨイの後ろをついていった。


「(そうだ。この移動の間にレベルアップ分のスキル割りをやっちゃおうかな)」


クジラは思い出したかのようにメニューを開いてスキルを弄り始めた。




《情報能力メニュー》

《スキル》

・肉体(身体能力)2

・知恵(魔力)1

・敏捷(反射神経、速度限界)6

・運10


残り割り振りポイント12




「(何に振ろうかな...。とりあえず全部に2ずつ振って、残り4ポイント)」




《情報能力メニュー》

《スキル》

・肉体(身体能力)4

・知恵(魔力)3

・敏捷(反射神経、速度限界)8

・運12


残り割り振りポイント4




「(後は、とりあえず敏捷に全振りっと...。)」




《情報能力メニュー》

《スキル》

・肉体(身体能力)4

・知恵(魔力)3

・敏捷(反射神経、速度限界)12

・運12


残り割り振りポイント0




「(これで、多分速度全般が2倍の速さで、こなせるようになったのかな...?)」


クジラは速度を重視して能力を上げていく事を選んだようだった。



「...ラ!...ジラ!...クジラってば!聞いてる!?」


「はっ!?ごめんよリーシャ!ちょっと考え事をしてたよ」


「もう!何度も呼び掛けてたのに、一言も発しないから、無視されたのかと思ったよ!?」


「本当にごめんよ。で、どうしたの?」


「ヤヨイが、ぶっちゃけあんたら何もしてないから、休憩無しで行けるわよね?だってよ。私は大丈夫だけどもクジラはどう?」


「そうだね...。僕もそれで構わないよ」


「わかったよ!おーいヤヨイ!クジラもそれでいいって!!」


「りょーかーい!早く2人も着いて来なさいよ!置いてくわよぉ〜!!」


「ごめんごめん!今行くね!!ほらクジラ、ヤヨイが待ってるから早く行こう!」


「そうだね。早く追いかけなきゃ、置いてかれるね」


そういって2人は小走りでヤヨイをおった。

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