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レアモンスター!?

75話になります!


それではどうぞ!!


「もう3層目だね!この調子で行けば10層くらいまでなら、サクサクいけるんじゃないかな?」


リーシャが、余裕たっぷりな表情でこのような発言をした。


現在3層の安全圏内にて、小休憩を取っている。


「鎧の人も言ってたけど、多分5層以降から難易度が上がっていくんだよ。3、4、5層はその考えでいいけど、6層からは気を引き締めなきゃ駄目だよ」


クジラが、リーシャに注意をする。


「そっか、そうだったね、5層までは、難易度が殆ど変わらないんだよね。6層からは、しっかりと気を引き締めて動くよ」


リーシャは、しっかりと頷いてくれたようだ。


「ヤヨイも分かってるだろうけど一応言っとくよ」


クジラは、ヤヨイにも忠告しておく。


「大丈夫、わかってるわよ。それじゃ、そろそろ3層攻略始めるわよ」


「そうだね、リーシャも休憩はもういいかい?」


「大丈夫だよ!それじゃ、3層も引き続き頑張ろうね!」


3人は、5分程の小休憩を終え、3層安全圏内の外へ出て、攻略を再開した。




「あっ!クジラ!ヤヨイ!また魔物が出たよ!!なんか凄いキラキラ光ってるね!」


リーシャが指をさした方向には、黄金色にキラキラと輝くベルのような魔物がいた。


「なんか凄い色だね...」


そのベルの魔物は、まだ3人には気づいておらず、ふらふらと彷徨っている。


「ヤヨイ、ナイフで奇襲掛けよう」


「分かったわ。いけっ!」


ヤヨイはナイフを5本霊力により飛ばした。


ちりりりりりーん


1本当たる毎に、ちりーん。とベルの鳴る音がした。


あの、恐ろしい切れ味のナイフが刺さりもせずに、弾かれ落ちたようだ。


『キューーーー!?』


「消えたっ!?」


魔物は3人の方を向いた途端、謎の甲高い声を発し、空間を歪めながら何処かへ消えていった。



《おめでとう!》

《クジラはレベルが10になった!》




ベルの魔物が消えていった数秒後、クジラのレベルが突然上がった。


「(一気に5も上がった!?もしかして攻撃を当てた回数レベルが上がるようなレアキャラだったの!?)」


クジラは、今のベルの魔物の事をそのように、考えた。


「クジラ?また、ボーッとしてるけど、どうしたの?今の消えちゃった魔物が気になったの?」


「あぁ、うん。そんな感じ。なんか、僕達に気づいたらすぐ消えちゃったからね」


「そうだよね、今の魔物はなんだったんだろうね」


クジラとリーシャは、今の魔物が何だったのか、相談した。


「ふぃ、せっかく5本も飛ばしたのに弾かれて、しかも倒し逃すなんてやんなっちゃうわよ」


ブツブツと呟きながら、ナイフを霊力でしまっていたヤヨイも話に介入してくる。


「まぁ仕方が無いね。そういう魔物なんだよ、きっと。(次あったらヤヨイに本気で倒しに行ってもらおう)」


クジラは密かな望みをもったのであった。


「はぁ、そうね。じゃ、さっさとフロアボスのとこ行って瞬殺するわよ」


ヤヨイの言葉を区切りに、3人は再び足を進めた。



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