ついにきたね...
70話になります!
それではどうぞ!!
「おっまたせ〜。わたしも準備終わったわよ」
ヤヨイが、着替えと荷物の用意を終えて、2人のいたリビングへ戻ってきた。
「早かったね。リーシャ、早速家を出るかい?」
クジラがリーシャへもう行くか尋ねる。
「うん!それじゃあ迷宮に向かおう!」
「わかったよ。でも、その前にギルドだからね」
それからチラホラと会話を交えて、3人はギルドまでやってきた。
「うーん、家からだとギルドが結構近くていいねぇ」
「宿とギルドのちょうど真ん中くらいにあるもんね」
「ふーん、ギルドの反対側に宿屋があるのね」
「そうだよ。僕等が家を買う前はそこでお世話になってたんだよ」
「あの宿屋のおばちゃんの勢いは凄かったね...」
3人は、クジラとリーシャの思い出話に入り浸っていたようだ。
「さて、そろそろ中に入ろうよ」
そこでクジラが、そろそろギルドの中に入るように話を区切り、ギルドに入って行った。
「初めての方ですか?こちらは迷宮探索の受付口です。本日は登録ですか?」
「あっ、はい。3人登録したいんですけど」
「3人ですね?3000モールになります」
受付の男性は請求しつつ、木の板の様なものをカウンターの下から取り出す。
「3000モールですね。どうぞ」
クジラは袋から1000モール硬貨を3枚差し出した。
「はい。ちょうどお預りします。こちら入場パスになります」
受付の男性は、先ほど取り出した木の板を3つクジラへ手渡す。
「これを迷宮入り口で見せればいいんですか?」
「はい、その通りです。それと、迷宮内で買い物をする時は、この札を見せなければ購入できません」
「わかりました。ありがとうございます。2人共行くよ」
「は〜い迷宮迷宮♪」
「ちょっとドキドキしてきたわ」
そして3人は、ギルドのすぐ裏手にある迷宮へ向かった。




