これがカオスって奴なのか...
66話になります!
それではどうぞ!!
「さて、最後に僕か...」
「クジラはどんな武器を使うの?」
「僕は...あった。これだよ」
クジラはリュックサックを漁り、初めての戦闘時に具現化したレーザーガンと、リーシャを助ける時に具現化したレーザーガンの2丁を取り出した。
「あっ、これの1つは私を助けてくれた時に作った物だね!」
「うん、あれ?その時気絶してなかった?」
「な〜んか、うっすらと記憶に残ってるんだよね...」
「あんた達ってそんな危ない出会い方したの?」
ヤヨイは、2人の出会いに興味を持ったのか、聞いてきた。
「うん、クジラが助けてくれなきゃ私は死んでたかもねぇ...」
「あっ...そんな重い話なのね。無理して言わなくてもいいわよ」
「いや、言わせてもらうよ。結果的には怪我も無いし」
「そう?それなら教えて欲しいわ」
ヤヨイは話の重さを知り、聞かなくてもいいと言ったが、リーシャは自ら話す事にした。
5分ほどで、リーシャはクジラと出会った時の事を話し終えた。
「ふぅん、つまりクジラが偶然通りかからなければリーシャは死んでたかもしれないって事ね」
「うん、だからクジラは私の命の恩人なんだ!本当に感謝してるよ!」
「あはは、そう言われると照れるな」
「それで、クジラは偶然通りかかって嫁を拾ったって事でいいのね!?」
ヤヨイは爆弾を投下してきた。
「よ、嫁って///」
「ちょっ、ヤヨイ!?変な事言わないでよ!」
リーシャとクジラは2人共慌てている。
「ふふふ、2人共満更じゃない顔してるのは何なのかしらね?」
「す、ストップ!この話はおわりっ!さぁ!クジラの防具のお披露目に移ろう!」
「そ、そうだねリーシャ!さ、さぁ、見て僕の防具を!」
ポンッ!
「えぇ...」
真ん中にこの世界の言語で、リーシャと書かれた白のTシャツがでた。
クジラはすぐに解読を使い、なんて書いてあったのかを理解する。
「なんでぇ!?僕こんなのイメージしてないよ!?」
「クジラ、そんなに私の事...///」
「あっはははは!!あんた達もう結婚しちゃいなよ!!」
ヤヨイは、床に転がりながら大爆笑している。
「クジラァ!!恥ずかしいよ!!」
リーシャも限界寸前なのか相当真っ赤になっている。
「ごめん!僕もこれが出るとは思わなかった!!」
クジラも慌ててリーシャTシャツを仕舞う。
「あっはははははは!!あ〜、お腹痛い。あんたそれ着て迷宮入りなさいよね!」
「それだけは勘弁!リーシャがいろんな意味で死んじゃうよ!」
「クジラは、はやくまともな服を作ってよぉ!!」
「わかったよリーシャ!むむむ頼む!まともなやつ!この際まともだったらなんでもいい!!」
ポンッ!
リーシャTシャツが具現化する。
「なんでだよおおおおおおおおお!!」
「クジラァァァァァァァ!!」
スパァン!!
「あっはっはっはっはっげほっげほっ!おぇぇぇぇ!!」
クジラは叫び、リーシャはクジラへ全力ビンタをし、ヤヨイは笑すぎてむせて吐きそうになっている。
「いったぁ!!ごめっ、ちょっ!!痛い痛いよ!リーシャ!!」
リーシャ の ラッシュ が クジラ へ さくれつ した !
「おぇぇぇぇ!!えふっ、ごほっ、あっはっはっはっは!!あんた達ごほっ、おもしろすぎぃ!!」
「痛っ!ヤヨイ!君も君で色々とやばいよ!」
ヤヨイがリーシャを抑え、落ち着かせるまでこの状態が続いた。




