ちょろい...
63話です!
ちょっと短いですがどうぞ!
「ありがとうございます!!本日の品は全て完売しました!!それと、大変申し訳無いんですが、明日はお店を休ませていただきます!!」
時間は流れ、5時。
本日は午前午後400個で、800個を完売したようだ。
クジラが完売の報告と、明日の休みについて叫んだ。
お客もその声に従い、ぞろぞろと引き上げていった。
「ふぅ、2人共お疲れ様。ヤヨイ、霊力で片付けお願いしていいかな?」
「お疲れ、わかったわ」
ヤヨイが10秒程で、パパッと片付けを終わらせてしまう。
「クジラ、ヤヨイお疲れ様ー。ふぅ、ほんとヤヨイのおかげでかなり楽になったよ」
リーシャが客の整列を終え、屋台に戻ってきた。
「ふふん、それじゃあ片付けた物は2人が運ぶのよ」
ヤヨイは首をグリグリと回しながら2人へ言い渡した。
「了解、リーシャ、屋台後ろから押してくれるかい?ヤヨイはリーシャがサボらないようみはっててね」
「わかったわ〜。リーシャ、サボったら速攻で言いつけるわよ」
ヤヨイは、リーシャがサボらないように釘を刺す。
「うっ、わかったよ...」
サボる気満々だったリーシャは、渋々と屋台を後ろから押す。
「あっ、そうだ。ちょっと早めに終わったし、明日の迷宮の武具も帰ったら作る事にしようか」
「ほんと!やったぁ!!屋台押すの頑張るよ!!」
「「(ちょろい...)」」
クジラとヤヨイは、全く同じ事を思っていたようだった。




