ポイント割り振りの恩恵
51話です!
「そういえばおにぎり具現化してる時に思ったけど妙に具現化の速度早くなってるんだよね。...もしかして」
クジラはすぐさま情報能力メニューのスキルを開いた。
《情報能力メニュー》
《スキル》
・肉体(身体能力)2
・知恵(魔力)1
・敏捷(反射神経、速度限界)6
・運10
残り割り振りポイント0
「やっぱこの敏捷の速度限界って所に関係してるのかな...?足の速さだと思ってたけど、魔法の処理の速さにも多少関係するんだね」
クジラはそう考えを纏め、情報能力メニューを閉じた。
「さて、今は...5時30分か...。6時30分になったらリーシャ起こして夕食にするかなぁ。ふぁぁ」
クジラは大きい欠伸をしながらスマホを弄りはじめた。
「うーん...。元の世界で持ってた電子書籍しか、読めないのが辛いなぁ...。携帯はどういうわけか作れたけど、電子書籍の続編とかを具現化させようとしても出ないんだよなぁ...。本当どうなってんだろ...」
どうやらクジラは、色々と具現化させようと実験したみたいだ。
それによって、書物などの続編を具現化させる。という具現化の使用法は出来ない事が、判明したらしい。
「まぁ、いいや。考えるだけ無駄だね。そんな事より、本当家買えて良かったなぁ...。これからは一応、お金を稼ぐ事を第一に考えて、それから次どうするか考えていく事にしようかな」
そうクジラは呟き、適当にスマホを弄り出した。
チュンチュン、チュンチュン
「.....んぅ?え?...あああああ!!」
「うゃっ!?どうしたのクジラ!?」
「もう朝じゃん!!」
クジラはそのまま寝落ちしてしまい、夕食を食べずに朝になってしまったようであった。




