拠点購入!
49話になります!
それではどうぞ!
「なんか妙に暗かったのが無くなって普通に生活感の無い家になったね」
「魔力の感じも無くなったよ」
『悪霊の奴らがいなくなったからだと思うわよ。あいつらいるだけで瘴気を振りまくから』
「へぇ...。それじゃもうこの家は安心して暮らせるんだね?」
『えぇ、まぁわたしがいる時点で普通ではないと思うけどね。あんた達はわたしがいてもいいの?』
「僕は別に構わないよ。君のおかげでこの家が超安値で手にはいるような物だし」
「私も幽霊さんと短い時間だけど、一緒にいて、悪い霊じゃないってわかったから大丈夫だよ」
『そう?それなら同居人として、これからよろしくお願いするわ。部屋は2階の奥は私の部屋だから、それ以外なら自由にして構わないわよ』
「わかったよ、これからよろしく。ちなみに名前は?」
『わたしの名前?わたしはヤヨイよ。名字は思い出せない』
「ヤヨイっていうんだね!私はリーシャ!これからよろしくね!」
「僕はクジラ。これからはよろしく、ヤヨイ」
『リーシャに、クジラね。えぇ、改めてよろしく。それでいつからここに住み始めるのよ?』
「とりあえず僕達は屋台での仕事あるから、明日か明後日には、ここに戻ってくるよ」
『わかったわ、その間に家の中綺麗にしといてあげるわよ』
「それは助かるよヤヨイ。ありがとね」
『いいのよ。住むなら綺麗な家の方がいいでしょ?』
「そうだね。それじゃ僕等はギルドに戻ってこの家購入してくるよ」
「できるだけ早くこの家で住み始めるようにするから、待っててねヤヨイ!」
『そうね、私も退屈だからできるだけ早く来ることを期待して待ってるわ、リーシャ』
「それじゃあ僕達は今日は引き上げるよ」
『わかったわ、仕事頑張るのよ』
「わかった、そっちも掃除よろしく頼むよ」
クジラとリーシャは曰く付き物件を後にして、この物件を購入する意思をギルドの受付へ伝えた。
「わかりました。お金のお支払はどうしますか?」
「とりあえず今15万モールお支払いします。その後は一月に最低10万モール、多く返せる時はそれ以上。これでよろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫ですよ。それでは事務処理がありますので、お住まいになられるのは明日以降になりますが、よろしいですか?」
「はい、そしたらまた明日こちらへ訪れます」
「わかりました。それではまた明日こちらにお願いします」
「はい、では失礼します。リーシャ、行くよ」
「うん、帰ってすぐ屋台の準備しなきゃね!」
「おっと、もうそんな時間か。それじゃ、急いで準備しようね」




