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僕の名前は…

第二話です。

さっき一話とあらすじを逆に載せるという失敗をしてしまいました。

ん?と思った人は申し訳ありませんでした。





「んんっ?」


青年は、柔らかいベッドの上で目を覚ました。


「…は?あれっ…?確か、トラックに轢かれちゃったような気が…。でも、身体は全然痛くないし、どういうことだ?」


現状が理解出来ない青年は、辺りを見回す。


青年がいたのは、PC、薄型液晶テレビ、エアコンなど、青年がよく知る現代的な家具が置いてある部屋であった。


「えぇっと…、ここ、どこ?」


青年は、この場所に見覚えがなく、何故こんな場所にいるのかが全くわからない為、意味もなく辺りを見回し始める。


「…あれ?この部屋って、どうやって出るんだ?」


辺りを見回し、青年はようやくある事に気づいた。


そう、この部屋には窓、ドアが無かったのだ。


「どうなってんだこの部屋…。壁も床も汚れひとつなくて真っ白いな…。新築なのかな?」


窓、ドアの次に、異常な程に綺麗な床や壁に目がいく。


「あれ、本当にどういう状況なんだこれ…」


トラックに轢かれたはずなのに、ピンピンしている自分。

窓とドアのなく、汚れひとつない異常な程に綺麗な部屋。


青年は、目が覚めたと思ったらこのような意味不明な状況下に立たされ、頭が混乱してしまったみたいだ。

先ほどまで眠っていたベッドに腰掛け、頭を抑えながらため息を吐く。


「はぁ〜…、どうすればいいんだろ。…ん?」


青年は再びため息を吐き、これからどうしようかと考え、何気なく近くの家具に目をやっていると、PCが置いてある机の上に、封筒がひとつ置かれている事に気づいた。


「別に…、開けてもいいよね?」


自分しかいない空間なんだし、別にいいよねと思いながら、青年は封筒の中身を取り出す。


「手紙か…、なになに?」


手紙には、このように書いてあった。


このPCを起動し、デスクトップにあるソフトを開け


「パソコン起動しろ…か」


青年は、この手紙以外に何も情報が無い為、手紙の指示に従ってPCを起動する。


「ソフトって、一体何を開けば…?って、デスクトップにアイコンが1つしかないや。無題ってなってるけど、多分これだよね」


カチッ


無音の空間にマウスのクリック音が響いた。


「えっ、簡単転生ソフト?いやいや、転生って…。流石に嘘だろ?」


青年は、ソフトを開いた瞬間に表示された『簡単転生ソフト』という名前を見て、苦笑する。


「このソフトが本物ならば、多分、僕はもう死んでるって事だよね…?他にやる事もないし、やるだけやってみるか…」


青年は半信半疑のまま、PCに表示されているソフトを操作し始めた。


《名前を入力してください(それが貴方の名前になります。本名でなくても構いません)》


「へ〜。名前からか、ゲーム感覚だなぁ。とりあえず、本名じゃなくていいらしいし、

いつもゲームやる時に付けてるのでいいよね」


青年は、キーボードで鯨と打ち込む。


「相変わらず変なニックネームだよなぁ。まぁ、それがいいんだけど」


《漢字は使えません。(ひらがな、カタカナでお願いします)》


《名前を入力してください(それが貴方の名前になります。本名でなくても構いません)》


どうやら、漢字は使えないみたいだ。

オンラインゲームの登録時のような表示が出てきたと思ったら、先程の画面に戻されてしまう。


「…あらら、漢字ダメなのか。ならばクジラっと」


漢字はダメだと知ると、青年はクジラと打ち込んだ。


《貴方の名前はクジラになりました(以降変えられません)》


すると、今度は大丈夫らしく、名前設定は終わる。


「お、出来た。あははは、本当に転生出来るのならば、クジラって名前が本当の名前になるのかな?」


青年、もといクジラは自分で設定した名前を見て、転生したらこれがニックネームではなく、自分の本当の名前になるのかと呟き、笑みを浮かべた。






というわけで、主人公の名前はクジラになりました!

深い意味は特にないです。

ではでは三話でお会いしましょう!

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