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具現化魔法で異世界乱舞  作者: 桃山
最終章
1992/2000

親族の前で




最終章49話になります!


明日から2話投稿でなんとか頑張ります!


それではどうぞ!









「……ほぇ?なんか顔ぶれが予想外だしなんか大人数!」


リーシャはリビングにいた顔ぶれを見て、間抜けな声をあげる。


「あー!リッちゃん達が起きた!クーちゃんと手を繋いで、またイチャイチャしてるー!」

「にゃははは〜!おはようクーちゃん!とっても眠そうな顔だねー!」


リーシャの声にいち早く反応したのが、リンとレンだった。2人はプレイ中のゲームを放棄して、リンはリーシャ、レンはクジラにポーンと飛びつく。


「ん……、リーシャが3人?」

「クジラ!リーシャは1人だけだよ!ほら、いい加減シャキッとして!」


クジラが寝ぼけながらリンとレンをリーシャと勘違いしていると、リーシャは彼の胸ぐらを掴んでグワングワンと揺らしてやる。寝ぼけているとはいえ、自分の嫁と義妹を判別出来ない事にムッとしたらしい。


「ご、ごめんね……?今ので若干だけど目が覚めたと思うよ」


急に思い切り胸ぐらを掴まれて揺らされた事に相当驚いたらしい。クジラはショボショボとして開いているのかよくわからなかった目を見開き、目が覚めたと伝えた。


「うん、よろしい!このままずっとシャキッとしててね?」

「りょ、了解……」

「またイチャイチャしてるー!ヒューヒュー!」

「リッちゃん大胆!私も恋人欲しいなぁ〜」


クジラが本格的に目を覚ました事を確信すると、彼の頬を両手で挟んで鼻先が軽く付く程に顔を近付けてもう寝てはダメだと忠告する。クジラは相変わらず耐性が付かないようで、目の前に広がる嫁の美形な顔に照れた様子で返事を返していた。周囲にいたトトリ兄弟やクジラ両親がそれを温かい目で眺めていた為、リーシャは『つい普段の調子でやってしまった!』といった表情をしながら恥ずかしがり始めている。


「……?ねえねえクーちゃん!リッちゃん!一緒にゲームしよ!」


クジラとリーシャが照れたり恥ずかしがったりするせいで数秒間の沈黙が訪れたが、幼く恋愛について全くよくわかっていないロンが、なんでみんな黙り始めたんだろうと思いながら、その沈黙を破った。


「そ、そうだね!やろっか!よーし!今日はクジラにだって負けないもん!私が1位を取るんだから!」

「あははは、僕ばかり見てたら後ろからリンとかレンとかロンにやられちゃうから気をつけてね?」


ありがとうロン!と、心の中で精一杯のお礼を伝えながらゲームをやる事に応じるリーシャとクジラ。談笑に夢中になっているランドとサーヤ、ララにクジラ両親、ヨシノ両親を除いたゲーム大会は、約1時間後、クタクタに疲れ果てたヨシノ達が帰ってくるまで続くのであった。






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