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具現化魔法で異世界乱舞  作者: 桃山
9章閑話
1936/2000

僅かな帰省の終わり




最終章前日譚13話になります!


本日2回目の投稿です!


それではどうぞ!









「それじゃあまた来るね。来月、再来月に遊びに来る事になったら、今度はリーシャとかヤヨイも連れて行くよ。リーシャに結婚式の事は当日まで内緒にするつもりだから、絶対に今日の事は口にしないようにね?」

「わかってるわかってる。それよりも諒、元気に仕事頑張るのよ!それと、リーシャちゃんを泣かしたら私とお父さんが諒の事を全力でぶち殺すからね!?」


招待状の印刷をして、結婚式について知らせてから30分ほどの会話を楽しむと、クジラとヨシノは帰宅する事にしたらしい。玄関の前で、それぞれの両親と別れの挨拶を交わしていた。


「あはは、泣かせないよう気をつけるよ。ヨシノ、もう挨拶は終わった?」

「ん、もう大丈夫。リーシャにクジラと何処に行ってたんだって怪しまれても困るから、さっさと帰るんよ」

「そうだね。それじゃあ父さん母さん、それにヨシノの父さんと母さんも。また遊びに来るからね。それと、僕とリーシャの結婚式を挙げる6月11日は何が何でも予定を入れないようによろしくね?」

「もちろんよ。息子の結婚式に出ない親なんていないんだから。諒、佳乃ちゃん、いってらっしゃい。私達は楽しみに待ってるから、いつでも帰って来て良いのよ?」

「うん、ありがとう。それじゃあまた今度!」


クジラは最後に母と軽く握手をすると、異世界に渡る為の扉を具現化して開く。そして、ヨシノと共に後ろを向いて手を振りながら、その扉の奥へと進んで行くのだった。


「……クジラ、今度からはもっと頻繁に帰るんよ。どっちの親も相当心配した様子だったから、少しだけ胸が痛んだ」

「うん、僕も同じような事を思った。来月からは絶対に月1で顔を出すようにしようか」


何処を見回しても真っ白な一本道を進みながら、クジラとヨシノはこれからはもっと頻繁に帰る事にしようと話し合う。両親の心配する様子に申し訳なさを感じたようだ。


「それと、うちのお父さんが異世界の物に興味津々だったから、今度は何かしらの魔道具とか本を日本に持って帰るんよ。……ん、アゼルトリアに到着したな。お前はニニの迷宮にその印刷した招待状を置きに行くの?」

「そうだよ。流石に自宅に持って帰ったらほぼ確実にバレそうだからね。そういう訳だから、家はすぐそこだし、ここからは歩いて帰ってね?」

「了解。リーシャに2人で元いた世界に帰っていた事がバレないように、お互い気を付けてな?それじゃ、またあとで」


クジラとヨシノは元いた世界から再びアゼルトリアに戻ってくると、フーの街の自宅から5分程度の場所に現れる。そこでこれからの動きを軽く話し合うと、ヨシノは徒歩で自宅へ、クジラは空間移動でニニの迷宮の迷宮管理層へと移動を開始するのであった。








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