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具現化魔法で異世界乱舞  作者: 桃山
9章閑話
1925/2000

改めて解散!




最終章前日譚2話になります!


本日2回目の投稿です!


それではどうぞ!









「ひとまず、今日は解散にしよっか」

「待ちたまえ」


全員の協力を得られる事になってホクホク顔のクジラがそう言いながら立ち上がると、ララから待ったが入った。


「なんでしょう義姉さん」

「聞きたい事が2つある。何故今更結婚式を挙げたくなったのか。それといつまでリーシャに黙って作業をするのかだ。リーシャに当日まで秘密にして、サプライズで結婚式を挙げたりするんじゃあないだろうな?」


クジラの穴だらけな説明に不満があったようで、特に気になった2つの事を彼に尋ねるララ。


「どうして今頃結婚式を挙げたくなったのか……ですか。去年から挙げる気でいましたよ?そこそこ慌ただしい日々だったから、それが落ち着くまで待ってただけです。それに、僕とリーシャはまだ17歳ですから。今頃っていう年齢でもなくないですか?」

「そう言われるとそうか。私の中では、結婚式イコール結婚してすぐにやるものといったイメージがあったせいだな。無駄な事を聞いてすまない。ちなみに2つ目の方はどうなんだ?」


ララは1つ目の質問の回答をクジラから受けると、納得したように頷いて無駄な質問であったと口にして詫びる。その後、2つ目に関してを聞く。


「2つ目に関しては、当日にリーシャに結婚式を挙げるって伝えてサプライズ結婚式を挙げようかなって思っていましたけど、ダメですかね?もちろん、サプライズなんだから、結婚式当日にリーシャが何も予定を入れられないように色々と根回しをするつもりです」


クジラは2つ目に関しては、サプライズでやりたいと話した。若干の茶目っ気があるクジラは、1度リーシャを盛大に驚かせたいという願望があるのだろう。


「当日まで秘密か……。すると、君達が結婚式の為に必要な作業をしている時にリーシャの気を逸らす私達の役目が相当重要になってくるな。まあ、クジラ君とリーシャの結婚式だ。クジラ君がそうしたいのならば、全面的に協力してやろう。好きにやると良いさ」

「私達、凄い重要な役割なのね!お兄ちゃん!私、みんなと一緒にすっごく頑張るわ!」

「ええ、わたし達にはそれくらいしか出来ないようだし、精一杯手を貸してあげるわね。その代わり、結婚式を大成功させてリーシャを喜ばせるのよ?」


ララが案外乗り気な様子で笑いながら協力を惜しまないと告げると、カーリー、ヤヨイも続いて自分達も与えられた結構重要な役割を全力で全うしてみせるとクジラに伝える。周囲のみんなも、とても協力的な様子でコクコクと頷いていた。


「ヨシノ、みんなに助けを求めれば良いって助言をくれてありがとね?こんなに心が楽になるとは思わなかったよ。みんなも凄い協力的で嬉しいよ。この借りは絶対に返すから、困った事があったら絶対に僕を頼ってね?身を粉にして協力するからさ」


クジラはまともな協力者達が仲間に加わった事を実感すると、嬉しいという感情が爆発してそうな笑顔を浮かべ、全員に礼を告げて借りは必ず返すという事を口にした。


「よーし、話も良い具合にまとまったし、今日は終わりにするんよ。ララさんララさん、これから私の部屋で飲まない?もちろんシータも!」


いい具合に話が纏った為、ヨシノが手をパンパンと叩いて話し合いの終了、解散を口にする。


「ああ、構わない。美味しいお酒を振舞っておくれよ?兄よ、話の通りだ。今日はヨシノの部屋に泊まる」

「ヨシノ店長、私も喜んでお付き合いしますね。とりあえず一旦帰って、仲間達に伝えてきます」


彼女の言葉が決め手となり、第1回クジラとリーシャの結婚式計画の話し合いは終了となり、各自ワイワイと騒ぎながら解散するのだった。






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