表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1918/2000

仕事、頑張りますっ!




9章225話になります!


本日2回目の投稿です!


それではどうぞ!










「それでは頑張って働いてきます!団長、看病ありがとうございました!リーシャも、私の為に色々としてくれてありがとうね?」


現在時刻12時45分。シータはクジラに向けてビシッと挨拶をした後、ふんわりと笑みを浮かべてリーシャに礼を伝える。無事に1時前にシータを働きに送り出せたみたいだ。


「私達も一緒にこの部屋を出るけど、玄関の鍵はキチンと持ったよね?デパート従業員が暮らすアパートって知られて来てると思うし、ちゃんと戸締りしなくちゃ泥棒さんが入ってくるよ?」

「……あっ!私とした事がっ!!ええと鍵、鍵は……、見つけた!それじゃあ、外に出ましょうか!」

「えへへ、シータがうっかりしてるのって珍しいね!いつもは魔王軍団副団長として〜とか言って、些細なミスすらしないのに」


普段は真面目でピシッとしているシータがパタパタと慌ただしくしているのがとても珍しいみたいだ。リーシャは靴を履いて玄関の外へと出ながら、こんなシータを見るのは初めてだ!というような顔で微笑み、その事を指摘する。


「確かに。僕もシータがうっかりミスをしてアタフタしてるのは初めて見るかも。まだちょっと二日酔いがあるせいかな?シータ、仕事で無理しないでね?体調悪くなったら、必ず誰かしら従業員に伝えて裏に行って休むんだよ?」

「私なんかを心配してくれてありがとうございます!ご忠告通り、本当にキツイって思ったら無理せず休もうと思いますね?……鍵を閉めてと。これで戸締りは完了です!団長、おふたりは一旦家に帰られるのですよね?」


シータは心配してくれるクジラに感謝を伝えた後、2人のこれからの予定を聞く。


「そうだね。それで服を着替えて、ゴロゴロするかデートするかをリーシャと一緒に考えて行動に移るって感じだと思うな」

「私はゴロゴロで良いよ!旅の疲れを取って、明日から勇者として復帰するの!」


家に帰った後、何をするかは2人で決めるとクジラが話した後、リーシャがゴロゴロが良いと口にした。クジラは彼女の決めた事を拒否する事は滅多に無い為、彼らのこれからの行動は決定したとも言える。


「そしたらここでお別れですね団長。今後も定期的に飲み会にお誘いするので、是非とも来てくださいね!もちろん、リーシャもだからね?」

「もちろん、凄く楽しかったから、次回を楽しみに待ってるよ」

「私もっ!次は最後まで起きてるんだから!」


今からヨシノデパートに仕事へ向かうシータは、2人が今から家に帰るのならばここでお別れだという事を口にして、今度の飲み会も参加して欲しいと願う。楽しいひとときを過ごせた2人は、快く頷いていた。


「ありがとうございます団長っ!それでは行ってきますね!」

「行ってらっしゃーい!バイバイシータ!」

「頑張ってね。本当に無理はしないように」


伝える事を全て伝え、満足したシータはクジラに頭を下げ、リーシャに手を振るとデパートに向けて駆け出す。リーシャとクジラは、彼女が見えなくなるまで手を振って見送るのだった。










9章もそろそろ終わります。


9章終わったら、20から30話程度の最終章で締めようと思います。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ