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ふっかふか〜




9章169話になります!


本日2回目の投稿です!


それではどうぞ!










「はぁぁぁぁぁっ!!??なんだよココ!!本当に迷宮管理層かよ!?フーの迷宮の迷宮管理層とは大違いじゃねーか!本当になんだこれ!!??」


迷宮管理層に入ると、途轍もなく大きい声で驚きの感情を表すヴァーチュ。目をカッと開き、せわしなく部屋中を見回していた。比べるまでもなく、彼がこの中で1番驚いている。


「すっごいふかふか〜。ねえねえクジラ〜、私、今度からお仕事が早めに終わったら遊びに行く事にするから、迷宮管理層に入る為の権限をちょーだい?権限あげる事が出来ないなら、毎回スマホで連絡するけど……」


リーシャは靴を脱ぐと、天蓋付きのベッドにダイブしてニヘーッと表情を緩める。見た目通りの品質を持っているようで、超が付く程にフカフカらしい。1回のダイブだけでこのベッドがお気に入りになったようで、リーシャはいつでもニニの街の迷宮管理層に入れるように権限をねだり始めた。


「うん、権限のあげ方がわからないから、わかり次第リーシャがいつでも入ってこれるようにするつもりだよ。……おお、なんだこれ。ビビるほどにフカフカだね」

「1度横になったら起き上がれない〜。ふぁあ…、もうここでお昼寝して良いかな?」


おねだりに快く頷いた後、リーシャが寝転ぶベッドに腰掛け、そのフカフカさに目を丸くして驚くクジラ。リーシャはそれにウンウンと頷きながら、クァァと可愛らしくあくびをていた。寝心地が良すぎて睡魔が大繁殖したみたいだ。


「ニニの街の長をしてるお爺さんに迷宮の報告と、街の存続に関しての返事を貰わなきゃいけないからダメだよ」

「クジラ、それに俺も付いて行ってやろう。お前さん達若い者達だけでは不安だからな」


目を細め、許可が下りればいつでも寝れるよ!という状態のリーシャにダメだと伝えて肩を揺らしてやるクジラ。そんな彼に向けて、邪神は報告に同行するという事を伝える。


「え、本当ですか!?凄く助かります!ありがとうございます邪神のおじさん!かなり心強いです!」

「こっちとしても、迷宮がある街を潰されちまったら困るからな。何としてでも存続させてやるさ。そうと決まれば、さっさと行くとするぞ。もう迷宮の確認もする必要は無いだろうしな」


それを聞くと晴れやかな表情を浮かべ、クジラは大きく頭を下げた。それに対して邪神は満足そうに頷き、迷宮の確認は終わりにして早速行こうではないかと宣言する。


「わかりました!よろしくお願いします邪神のおじさん!ほら、リーシャ!おじさんの言葉を聞いたよね?起きて起きて!」

「うあ〜……、このベッド、絶対に呪われてるよぉ〜。気持ち良すぎて起き上がりたくない〜……」


クジラは元気良く返事を返し、クジラが邪神と話している隙に眠ろうとしていたリーシャをより一層強く揺すり、無理やり起こしに掛かるのだった。






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