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むっつりすけべ




9章109話になります!


本日1回目の投稿です!


それではどうぞ!









「むっふっふ〜、クジラよりも早く起きれたぞ〜?」


リーシャは2時間ほど眠ると、ムクリと起き上がって隣で無防備に眠るクジラの寝顔を覗き込む。


「すかーっ…、すかーっ…」

「起きる気配は無し。いま時間は…、18時30分。クジラのスマホのアラームは19時だから30分間は悪戯が出来るね〜。…ん?スマホのアラームを切っちゃけば気がすむまで悪戯が出来る…?えへへへ〜、よーしっ!」


リーシャは咄嗟に思いついたバレたら怒られかねない作戦を即断即決で実行する事にし、クジラのルームウェアのポケットから慎重に彼のスマートフォンを抜き取る。


「…確かパスコードロックは誕生日だったよね。うん、ロック解除。えぇっと、アラームのアプリを押して…、19時のアラームを解除っと。よしっ、私の勝ち!今日はどんな悪戯をして困らせてあげようかな〜?」


クジラのスマートフォンを操作し、10秒ほどで目的のアラーム解除に成功するリーシャ。ニコニコと微笑みながら、眠るクジラにどのような事をしてやろうかと悩み始める。


「マジックペンで顔に落書き?それとも、全身にキスマーク?う〜ん…、なんか名案が思い浮かばないし、とりあえずクジラにギューって抱き付いて心を落ち着けようかなぁ?」


リーシャは幾つかクジラへの悪戯の案を口にするが、どれもそこまでピンと来なかったみたいだ。落ち着く為という適当な理由を付けてクジラの隣に寝転がると、彼の腕に両手を絡めてギュッと抱き付く。


「ふへぇ〜。…はっ!危ない危ない、二度寝をするところだった…。私が二度寝しちゃったらクジラのスマホのアラームを解除した意味が無くなっちゃうじゃん…」


クジラの腕に抱きついたまま横になったら、幸福感で満たされて二度寝しそうになったらしい。口からツーっと涎が垂れた事で意識が消えかけていた事に気付いて起き上がり、口元をルームウェアの袖でゴシゴシとしながら、気を確かにしろと心の中で自分に対して注意をする。


「くぅ〜…、すかぁ〜…」

「うんうん、起きる気配は無いね?…そうだ!クジラってば、目が覚めたら下半身丸出しだったらどう思うかなぁ?べ、別に私がクジラのズボンの下に興味があるとかそういう訳じゃあ無いし…。クジラの反応が気になっただけだし…」


クジラに対して行う悪戯の内容が決まったらしい。誰に対して言い訳をしているのか、1人顔を赤らめて決して自分が興味ある訳では無いと呟き、ドキドキとしながら彼の下半身に目を向ける。エリやシータの影響で性の知識を手に入れた彼女は、いつの間にかムッツリスケベになっていたみたいだ。


「よ、よしっ!クジラの反応がどうなるか気になるし、やってみよう!そうしよう!」


リーシャは鼻息を荒くして、手をワキワキと動かしながら、彼の下半身へとゆっくり近づいた。







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