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恋愛注意報

42話です!


それではどうぞ!


「えへへ!クジラ!こんなのはどうかな!?」


「おぉ!これもとっても似合ってるね!やっぱリーシャには明るい色の服が似合うよ!」


現在2人は予定通り服屋へと来ていた。服屋は宿屋から5分程の距離にあり、迷わずにすぐに着いたようだ。


そして今、クジラの服を選び終えたようで、今度はリーシャの服選びの為に、試着をしているようだ。


「そう?子供っぽいとか思ってない?」


「全然思ってないよ?そういう服着てると、すごい清楚なお嬢様みたいに見えて素敵だと思うよ!」


「本当にっ!?ありがとクジラ!」


リーシャは、クジラに絶賛された事がとても嬉しかったようで、笑顔で答えている。


「それじゃ、そろそろどれを買うか選び始める?それともまだ試着する?」


「うん、もう満足できたから試着はいいよ。あっ、今着てる服は購入決定でお願い」


「わかったよ、それじゃ決めてこうか」


そのあと、買う物を決めた2人は適当な寝巻き上下を2着ずつも買い、服屋を後にした。


「ふぅ、いい買い物をした。」


「そうだね、ところでクジラは服をそこまで買ってなかったけど良かったの?もうちょっと買っても良かったんじゃないかな?」


「男は服の種類が少ない生き物なんだよ(最終的に5着くらいをローテするから、着なくなる服が2、3着でるんだよなぁ)」


「へぇ、私にはわからないや。それでこれかはどうする?」


リーシャは、クジラの謎発言を軽く流して、次何処へ行くか聞く。


「そうだねぇ...地図によると、このすぐ近くに雑貨屋が、あるそうだから行ってみようよ!」


「うん!...あっ、多分そこじゃない?」


「あっ、こんな近くあったのか。とりあえずあそこ行こう」







2人は、リーシャが一瞬で見つけた4軒となりにあった雑貨屋へと、足を進めた。


「わぁ!色んなものがあるよクジラ!」


店内へ入ると、可愛い小物等がたくさん棚に置いてあり、リーシャは目を輝かせている。


「雑貨屋っていうだけあっていろんなものが売ってるね。リーシャ、なんか欲しいのあったら言ってね。買ってあげるから」


「うん!それならこんなのどうかな?」


リーシャは、猫の足跡のような物がプリントされたピンクと青の色違いのコップを、1つずつ持ってきた。


「へぇ、色違いか。いいんじゃない?それじゃ、買おうか」


「ありがとっ!大事にするからクジラも大事に使ってね!」


「うん、割らないよう気をつけるよ」



2人はコップの購入を決めた後、他の商品も見物し、幾つかの雑貨を買い、雑貨屋を後にした。


「リーシャ、そろそろ夕暮れにもなってきたから宿に戻ろうか」


クジラはそう言って歩き始める。


「うん、そうだね。クジラ...手、繋がない?」


リーシャは、上目遣いでクジラに手を繋ごうと要求する。


「えっ?あぁ、うん。いいよ」


ぎゅっ


クジラは突然の要求と上目遣いに一瞬ドキッとした後、ゆっくりとリーシャと手を握った。


「えへへへ、ありがとクジラ!(大好きだよっ)」


リーシャは、笑顔でお礼を言った後に、ボソッと呟いた。


「あぁ、手を繋ぐくらいいつでもいいよ。それと小声でなんか言わなかった?」


「何もいってないよ!さっ、早く帰って夕食にしよう!」


「そうだね、それじゃ、帰りますか!」



2人は、お互いが手を離さないようしっかりとお互いの手を握り、宿へと歩いていった。





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