少女の期待
時は少年の人生最高不幸の1時間ほど前、ある一軒家
「川西中学出身の紀川 愛華といいますっ 趣味は身体を動かしたり読書したり…えっと、、多趣味です!これから1年間よろしくお願いします!…っとこんな感じかなっ」
彼女、紀川 愛華は明日を入学式に控えた15歳の少女だ。
「うんうん、やっぱ第一印象って大事よね!われながら自己紹介の練習とはナイスアイデアだよねっ」
愛華はよく独り言を喋る癖がある、今も自分の部屋で自問自答していた。
「にしても明日が楽しみだなぁ、またあの人に会えるかな…一緒の高校って聞いたし会えるよね!うんっ」
愛華はただいま絶賛片想い中なのであった、相手は2週間ほど前に、この街に引っ越すことになったので下見にきたとゆう同い年の少年。
出会いは、いつものように自分の部屋の窓から外を眺めていると、空き家になっていた向かい家の玄関の前で1人の少年がなにやら家と紙切れを交互にみていたので気になって声をかけたのだ。
話した時間はそれほど長くはないが、それでも愛華にとってその少年との会話はとても楽しいもので、別れた後もその少年のことを考えて続けているわけである。
「まさか向かいの家に高校で同級生になる人が引っ越してくるなんてね、アニメや漫画みたいっ」
「朝、登校するとき玄関でばったり出会ったりしちゃって、それで一緒に登校しちゃったりっ」
そこで自分の妄想が恥ずかしくなって口をつぐみ部屋の窓をあ開け
「んーーっ」
季節は春、明日から始まるであろう多くの出会いと出来事に期待で胸をいっぱいにして、部屋の窓から身体を乗り出し精一杯の背伸びを彼女はした。
空は青一面、その中うかぶ小さな人影は明日のことで頭でいっぱいの彼女には目に入っても頭には入ってこなかった。




